現地検討会「大型排水管を活用した捕獲個体の残渣処理等」を開催しました
令和7年10月16日(木曜日)、三重森林管理署では、大杉谷国有林(三重県大台町)において、現地検討会「大型排水管を活用した捕獲個体の残渣処理等」を開催しました当日は、県・市町職員等の林務・鳥獣害対策担当者など計25名、遠くは愛知県新城市、設楽町、東栄町からの参加もあり、農林業における鳥獣害対策への関心の高さがうかがえました。
朝からあいにくの雨天となったため、海山リサイクルセンター(三重県紀北町)の会議室をお借りして、概要説明を行った後、現地へ移動しました。

【室内で概要を説明】
現地では、以下の2つの取組について紹介と意見交換を行いました。
大型排水管を活用した捕獲個体の残渣処理
シカ等の捕獲を推進する一方、処理施設の不足や捕獲者の高齢化が進む中で埋設作業の負担が課題となっている。このような中、簡易的かつ効率的に処理できる方法として実証の取組を紹介。参加者からは、「資料では知っていたが、今回初めて現場を直接見ることができた。」「臭いの問題を懸念していたが、実際に確認できてよかった。」「臭気測定のデータがあれば、市町村としても導入しやすくなるのではないか」といった声も聞かれました。


【大型排水管について説明】

【ボカシを投入】

【臭いを確認】


【大型排水管の内部を確認】
小林式誘引捕獲法の紹介、実演
効率的な捕獲を可能にする手法として、小林式誘引捕獲法の仕組みや設置方法についての紹介、実演を行い、参加者は熱心に耳を傾けていました。

【小林式誘引捕獲法の設置実演】

【罠の動作確認】
検討会では、意見交換も活発に行われ、今後の連携強化や持続可能な森林・野生動物管理のあり方について、理解を深める貴重な機会となりました。

【閉会 川浪森林管理局次長】
【配布資料(抜粋)】
大型排水管を活用した残渣処理(PDF : 2,595KB)
罠の設置方法~小林式誘引捕獲法編(PDF : 13,399KB)
お問合せ先
三重森林管理署
ダイヤルイン:050-3160-6110