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近畿中国森林管理局

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    京都森林インストラクター会に「林野庁長官感謝状」を贈呈

        平成27年5月22日(金曜日)に、京都大阪森林管理事務所において、「国民の森林づくり推進功労者に対する長官感謝状」の贈呈式が行われました。今回、国有林をフィールドとした森林づくりや教育活動等に顕著な功績があった者として、近畿中国森林管理局管内から京都森林インストラクター会が選ばれました。

        京都森林インストラクター会(以下「京都会」)は、近畿中国森林管理局(京都大阪森管理事務所)と平成12年に「ふれあいの森」協定を結び、安祥寺山国有林を活動拠点として森林整備を実施しています。また、平成15年に当所と「遊々の森」協定を結んだ京都市立金閣小学校の自然体験学習の企画指導も京都会が行っており、同小学校の活動が、平成24年度「学校林・遊々の森」全国こどもサミットin京都において発表されました。

        また、「京都会」は公益社団法人京都モデルフォレスト協会に「森の人材バンク」団体として登録されており、府内の企業や市町村、団体から多くの依頼を受けて森林整備や森林教室の支援活動を実施しています。なかでも京都伝統文化の森推進協議会主催で、高台寺山国有林で行われる「京都の森を守ろうウォーク」、「薪割りウォーク」では、一般参加の親子200人に対して自然観察の案内役を担っています。

    長官感謝状贈呈

        山﨑所長から、木製の大きな感謝状を受け取った篠部会長からは、「このような立派な感謝状を頂き、有難うございます。安祥寺山国有林という、交通アクセスの良いフィールドを提供して頂き、森林整備の会員研修等を継続してきたおかげで、今日のような幅広い活動ができるようになったことを感謝しております。」と御礼の言葉がありました。

        「京都会」の会員には、京都検定1級取得者の篠部会長をはじめ、京都の文化を題材に本を出版した方、蝶に詳しい方、料理の上手な方、音楽の好きな方、テニスの愛好家など、森林とは直接関係のないことに興味をもっておられる方や会社を定年退職された方など様々な方がおられます。街と山が一体となって独特の景観を形づくっている京都においては、その文化を育んできた存在としての森林の役割が大きいことを会員の方々は感じ取っておられるのではないでしょうか。ただ森林整備をするだけではなく、その森林の歴史、人間とのかかわり、次世代への継承について、会員一人ひとりが自分なりの好奇心を持って参加しておられるように思います。

        この記事をご覧の皆さんも地元で開催される里山保全活動や自然体験講座に参加すれば、ご自分の興味とは一見違うけれども、どこか繋がっているという新しい発見があるかもしれません。

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