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近畿中国森林管理局

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    公益社団法人 全国社寺等屋根工事技術保存会が「資材育成研修:除伐作業等」を体験しました

    令和3年12月8日(水)に、公益社団法人 全国社寺等屋根工事技術保存会*に所属する技術者10名が、日頃の業務で用いる文化財修理用の檜皮等の資材を採取する山々の木々を育てるのに必要な森林施業を体験するため、嵐山国有林において除伐作業と防鹿柵の補修を行いました。

    除伐作業では、安全を考慮し、のこぎりと剪定ばさみを使用しました。防鹿柵の補修作業では、長年の使用により傾いた支柱や一部破損した柵の補修を行いました。

    1時間30分程の作業でしたが、除伐後の林内は見事に明るくなり、芽を出しているモミジ・カエデ等の稚樹が来年度どのように成長するのか、楽しみな状況となりました。また防鹿柵も設置時に近い状況に修復することができました。

    参加者の皆さんからは、「除伐作業が必要なことが、作業後の林内が明るくなった状況を見てよくわかった。」、「防鹿柵を補修し、シカの対策も万全になった。」との感想をいただきました。

    公益社団法人 全国社寺等屋根工事技術保存会では、毎年国有林内での森林施業体験を「資材育成研修」と位置づけ、これまでも植樹、下刈り並び枝打ち等の森林施業を実施しています。来年度も引き続き国有林を研修フィールドとして、活用していただければと考えています。

    *文化財である社寺等屋根工事の技術保存とその研究向上を図るとともに、社寺屋根工事技能者・檜皮採取者の養成研修、檜皮・柿及び茅葺き技能者の技術向上と文化材修理用資材の確保等を行い、文化財保護事業に寄与する団体です。

    【作業開始前の説明】
    【除伐作業の状況】
    【防鹿柵の修繕状況】
    【作業終了後の林内】


     

    お問合せ先

    京都大阪森林管理事務所

    ダイヤルイン:075-414-9822
    FAX番号:075-432-2375