シカ被害・防護対策等に係る意見交換会の開催
近畿中国森林管理局では、国有林として林業の成長産業化に貢献するため、国有林で培った知識や技術を活かし、民有林と連携し森林・林業技術者等の育成に力を入れています。このような中、京都大阪森林管理事務所においては、民有林関係者の方々との情報共有を進めていくため、今年度は、シカ被害・防護対策等に係る意見交換会を企画しましたので、奮ってご参加ください。
1.概要
近年、野生鳥獣による森林被害面積は減少傾向にあるものの、生息域の拡大等を背景としたシカによる森林被害は依然として深刻な状況にあります。そこで2人の研究者の先生からシカに関する最新の情報を、次にくくり罠を使用した新しいニホンジカの捕獲方法である「小林式誘引捕獲」について開発者からお話いただきます。
最初に、日本全国をフィールドに活動されている森林総合研究所 関西支所 八代田先生からは、全国のシカの生息状況や被害対策を概観するとともに、関西圏での現状や取組等についてマクロ的な視点からお話いただきます。
続いて、大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター幸田先生からは、大阪府で取り組まれている地域スケールでのシカの生息密度推定や被害状況調査からわかってきた現状・今後等について、ミクロ的な視点からお話いただきます。
次に、誰にでも簡単に効率良くシカを捕獲できるよう開発した「小林式誘引捕獲」について、開発者である近畿中国森林管理局 保全課 小林保全係長から開発の経緯、捕獲実績並びに捕獲手順等について説明します。
その後、参加者の皆様からの質疑等を受け、講演者及び京都大阪森林管理事務所長による回答、意見交換を行います。
2.実施内容
(1)開催場所:京都市上京区東堀川通下長者町下る3ー7
ホテル ルビノ京都堀川 3階 朱雀
電話:075ー414ー9806
ホテルのHP:https://www.rubino.gr.jp/
※車でお越しになられる場合は、ホテルの駐車場を利用いただけます。その際は、駐車券を意見交換会会場まで持参ください。
(2)開催日時:令和3年10月12日(火曜日) 午後2時~午後3時50分
(3)参加予定者
京都府・大阪府の自治体・林業事業体、ボランティア団体、当該テーマに関心がある方
(4)演目予定
「関西圏のシカ:マクロ的視点から見た現状と対策」
森林総合研究所関西支所 生物多様性研究グループ 八代田 千鶴 氏
「大阪のシカ:ミクロスケールの調査で明らかになった現状と対策」
大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター 幸田 良介 氏
・「小林式誘引捕獲ーくくりわなを使用した新しいニホンジカの捕獲についてー」
近畿中国森林管理局 計画保全部 保全課 保全係長 小林 正典 氏
・意見交換会
(5)申込締め切り日:令和3年9月30日(木曜日)正午
(6)申込先:下記担当者まで、別添参加希望表(PDF : 72KB)に記載の上faxにてご連絡ください。
3.その他
・コロナウイルス禍で開催するため、参加者の皆様には間隔を空けて着座いただく予定です。そのため、人数調整等をお願いすることもありますので、あらかじめご了承ください。
・新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、別添チェックシート(PDF : 56KB)に必要事項を記入し会場受付で提出をお願いします。
・感染防止のため、マスクの着用にご協力をお願いします。

お問合せ先
京都大阪森林管理事務所ダイヤルイン:075-414-9822