鞍馬山国有林において下刈り研修会を実施しました
京都大阪森林管理事務所では、令和2年9月30日、鞍馬山国有林において、公益社団法人全国社寺等屋根工事技術保存会の技術者等15名を対象に、研修会を実施しました。今年度は、新型コロナウイルス感染予防のため、国のガイドラインに定めた感染予防対策を取りながら研修会を行いました。本研修会は、同保存会の檜皮*を使う文化財修理経験のある技術者等を対象として、植付や枝打などの森林整備の現場での作業経験を通じて、その作業方法や森林整備の意義等について理解を深めることを目的に継続的に実施しているものです。
今年度は、昨年度の研修で植付作業を行った林分において、鎌を使って、下刈作業の研修を行いました。参加者からは、下刈作業は、夏の炎天下の下で行われる等、大変な労力をかけてヒノキが育てられているという事が理解できた等の意見が聞かれました。
当所では、今後も檜皮の供給とともに伝統文化の技術者の育成にも貢献していきます。
*檜皮(ひわだ)とは、ヒノキの樹皮ことで神社仏閣の檜皮葺(ひわだぶき)屋根の材料として使用されます。
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