「第37回嵐山植林育樹の日記念植樹」を開催しました
平成30年2月26日(月曜日)午後、嵐山国有林において、「第37回嵐山植林育樹の日記念植樹」を開催しました。記念植樹は、昭和30年代以降の松枯れの被害の拡大によりアカマツが減少するとともに、常緑広葉樹の成長によりサクラが被圧されつつあることから、往事の嵐山の復活を目指して、昭和57年より嵐山保勝会との共催で開催しており、今回で37回目となりました。今回は、昨年の台風21号により多くの倒木が発生したものの、倒木処理により明るくなった蔵王権現堂周辺を植樹場所としました。
記念植樹には、嵐山保勝会の石川会長ほか多くの地元関係者、嵐山東小学校・嵯峨中学校の児童・生徒など約100名が参加しました。櫟谷宗像神社境内で開会後、植樹場所の蔵王権現堂まで移動し、戸無瀬の滝を考える会より戸無瀬の滝について、天龍寺ご住職より天龍寺と嵐山の歴史について説明をいただきました。苗木は、嵐山保勝会、嵐山東小学校、嵯峨中学校(嵯峨中学校は、「嵯峨中パレード」で集めた募金や土産物企画の収入で購入)、常寂光寺から寄贈されたヤマザクラ6本・モミジ10本で、職員の助言を受け、斜面では歓声をあげながら全員で分担・協力して植樹しました。植樹後、児童・生徒は職員から日本の森林の現状や増えすぎたニホンジカによる被害と対策などについて、説明をうけながら下山、解散しました。
今後も、京都大阪森林管理事務所では、サクラ、モミジのある嵐山の景観を子や孫の世代に伝えたいという地元関係者の熱い思いに応えられるよう、連携して嵐山国有林の管理に取り組んでいきます。
【開会】
【戸無瀬の滝について説明】
【天龍寺の歴史について説明】
【植樹方法の説明】
【作業のようす】
【作業のようす】
【集合写真】
【滝上部から望む大堰川】
お問合せ先
京都大阪森林管理事務所
ダイヤルイン:075-414-9822