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近畿中国森林管理局

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    オムロン(株)京都事務所が森林整備体験活動を実施

        6月4日(土曜日)に、京都市右京区嵯峨の長刀坂国有林において、オムロン(株)京都事業所、オムロン労働組合京都支部、公益社団法人京都モデルフォレスト協会の共催による森林整備体験活動「みんなで再生しようアカマツ林」が開催されました。

        この活動は、2009年4月の局と公益社団法人京都モデルフォレスト協会との「『ふれあいの森』協定」及びオムロン(株)、オムロン労働組合、京都府、公益社団法人京都モデルフォレスト協会の四者による「森林の利用保全に関する協定」の下、連携してアカマツ林の再生や野鳥の森づくりに取り組んでいるものです。オムロン(株)の社名が「御室(おむろ)」と呼ばれる仁和寺の近隣で創業されたことに由来することから、仁和寺に程近い長刀坂国有林での森林整備活動に協力していただいています。

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            作業方法の説明
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          目的についての説明

        当日は、オムロン(株)京都事業所の社員とその家族25名(大人22名、子ども3名)の参加があり、スタッフとして京都府京都林務事務所から2名、京都森林インストラクター会から3名、当所から草深総括森林整備官、大槻地域技術官の2名が参加しました。

        長刀坂国有林の麓にある後宇多天皇陵前に集合し、オムロン(株)京都事業所長から今回の森林整備活動の目的について、また京都府京都林務事務所担当者からマツ林再生についての説明を受けた後、歩道を15分程登り、作業地に到着しました。

        参加者は3班に分かれ、各班のリーダー役の京都森林インストラクターから、蜂やダニ等への対処方法、ノコギリの使い方、今回の作業である除伐(※目的樹種の生育を阻害する小径木を除去する作業)の方法と作業時の注意点、モチツツジなど残したい樹種について説明を受けた後、それぞれの作業地に分かれ、ノコギリと剪定バサミを使ってのアカマツの生育を阻害している潅木の除伐に取り掛かりました。

     

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            除伐する参加者
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            明るくなった森 

        今回初めて参加された中に、女性や中国の方がおられ、灌木をノコギリで切り倒し、玉切りや枝払い、そして所定の場所に集積と、精力的に頑張っておられたので、作業の感想をお聞きしたところ、皆さんから揃って「楽しい!」という嬉しいご返事をいただき、その後も黙々と一生懸命除伐作業を頑張っておられました。

        また、アカマツ稚樹のまわりのシダを剪定バサミできれいに刈ってくれた子が、その稚樹を守るように固い地面を削って杭を打ってテープで囲んでくれました。大きく育ってねという気持ちが伝わってきます。 

     

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            大きく育ってね!

        この日は曇のち夕方から雨の予報でしたが、午前中はさわやかな風が吹き気温も穏やかで、作業には快適な日となり、玉の汗を掻く毎に明るくなっていく森に達成感を感じることが出来、アカマツの稚樹が生育しやすい環境が整備されました。

        下山するころには雲の間からお日様の光が感じられ、心地良い疲労感の参加者の方々には、閉会後に他所へ移動してのバーベキューの昼食(本日のメインイベント?!)はさぞ美味しい楽しい時間になったことと思います。これからも継続的な活動を期待しております。

     

     

     

     

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