平成30年度国有林モニター会議（奈良県）の開催

近畿中国森林管理局では、国有林について地域の皆さまの理解を深めるとともに、情報・意見の交換を図り、ご意見やご要望を国有林野行政に役立てることを目的として、管内68名の方に「国有林モニター」をお願いしています。

今年度は、モニターの皆さまを現地にご案内し、ご意見等を直接うかがう「国有林モニター会議」を平成30年11月17日(土曜日)に15名の方にご参加いただき、奈良県にある高取山国有林(高取町・大淀町)の現地見学と意見交換会として開催しました。

午前中は、平成29年10月22日の台風21号による山腹崩壊箇所で林道災害復旧工事及び治山工事の現場を見学しました。モニターの皆さまは、大きく崩壊した災害現場を目の当たりにして驚くとともに、復旧対策について興味深く聞いていただきました。

そのあと林内の遊歩道を散策し、歩くこと1時間半で紅葉が鮮やかな高取城跡に到着しました。「日本美しの森・お薦め国有林」に選定されている高取山風景林は、テレビ番組で紹介されたことから多くのハイキング客で賑わっていました。

その後、明日香村にある「飛鳥寺研修会館」にて意見交換会を行いました。モニターの皆さまからは、高取山風景林の管理の現状や国有林野事業へのご意見・ご要望を多数いただき有意義なものとなりました。

今回の会議でお伺いしたご意見・ご要望については、今後の国有林野の管理経営に反映させるよう努めてまいりたいと考えています。

林道災害復旧工事現場の様子

高取山風景林(高取城跡)

意見交換会の様子

モニター会議で出席者から出された意見・質問(PDF : 217KB)