令和6年度国有林モニター会議(広島県)の開催
国有林モニター制度では、モニターの方々を国有林に案内し、意見等を直接伺う「国有林モニター会議」を毎年開催しております。今年度は9月27日(金曜日)に広島県で開催し、9名のモニターの方に木材生産の事業地や民有林直轄治山事業地を視察いただき、意見交換を実施しました。はじめに、三原市に所在する有松山(ありまつやま)国有林で木材を生産する事業地を見学し、高性能林業機械を使用した伐採から搬出作業までの流れや、伐採後の更新(植え付け)計画などの説明を行いました。林業の現場を初めて見た方からは「一本の木がいくらくらいで売れるのか」、「苗木を植え付けた後の獣害対策はどのように行うのか」などの質問があり、林業経営に対する関心の高さが窺えました。
次に、平成30年7月の豪雨で甚大な山地災害が発生した東広島市内の民有林を訪れ、国が直轄で復旧事業を行っている「民有林直轄治山事業」の現場を見学しました。
現場では、デジタル技術を活用した「ICT施工」の実施状況を視察いただき、ドローンによる効率的な測量手法や、センサーを搭載した建設機械がオペレーターの操作を補助する「マシンガイダンス」の説明などを行いました。現場でのデジタル技術の活用が進んでいることに驚いた方も多く、「人力のみで作業が行われていた時代のことを思うと隔世の感を覚える」との意見も聞かれました。
また、意見交換会では、見学した事業現場に対する感想や国有林野事業への意見・要望を多数いただきました。これらの意見・要望は、今後の国有林野の管理経営に反映させるよう努めてまいります。
※意見交換会の主な意見及びレポートの内容については、こちらからご覧ください。
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有松山国有林 伐採跡地見学の様子 | 民有林直轄治山事業地 見学の様子 | 意見交換会の様子 |
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