たかのすやま
鷹ノ巣山ブナ・モミ希少個体群保護林
1.概要
▶ 所在地 広島県東広島市▶ 設定年 平成2年
▶ 面 積 4.04ha
2.設定目的・保護林の状況
当該保護林は、中国地方を代表する高齢級の天然林が広がっており、広島県のブナの南限地の一つとされています。保護林内の斜面上・中部には、保護対象種であるブナ、モミが優占する暖帯落葉樹林が生育しています。また、林床にはシ
キミ、アセビ、ウリハダカエデなどが生育しています。保護対象種であるモミは健全に生育しており、実生・稚幼樹も確認さ
れましたが、ブナの実生・稚幼樹は確認されませんでした。
令和2年度のモニタリング調査においてニホンジカの痕跡は確認されませんでしたが、過年度調査ではリョウブへの剝皮な
どの食害が確認されています。周辺地域はニホンジカの生息密度の高い地域となっていることも踏まえ、引き続き、継続的に
観察する必要があります。
このような、希少な野生生物の生育・生息に必要な森林の保護や管理を目的として設定しています。
3.法指定等
水源かん養保安林4.管轄森林管理署等
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お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
代表:050-3160-6700(内線3557)
ダイヤルイン:050-3160-5696