えげだにやま
恵下谷山スギ・モミ・ツガ遺伝資源希少個体群保護林
1.概要
▶ 所在地 広島県広島市▶ 設定年 平成2年
▶ 面 積 14.32ha
2.設定目的・保護林の状況
当該保護林内は、スギ、モミ、ツガなどの針葉樹が優占しており、スギやツガにおいては大径木も多く見られます。また、スギ、モミ、ツガの針葉樹と、ブナやコハウチワカエデなどの広葉樹が混交した針広混交林が広がり、イヌシデ、クマシデ、
コシアブラ、ウリハダカエデ、シキミ、アブラチャンなどが生育しています。下層植生においては、スズタケが繁茂していま
すが、スギなどの実生・稚樹もわずかに生育しており、おおむね良好な状態を保っていると言えます。
また、ニホンジカによる被害は確認されていないものの、令和4年度に実施した現況調査においては、ナラ枯れ被害による
ミズナラの枯死木を数本確認しました。引き続き、注意して観察する必要があります。
なお当該保護林は、同じ国有林内にある恵下谷山コウヤマキ希少個体群保護林と合わせて大正5年8月に「恵下谷山保護林
」として設定され、現存する近畿中国森林管理局管内の保護林の中では、最古の保護林となります。
このような、希少な野生生物の生育・生息に必要な森林の保護や管理を目的として設定しています。
3.法指定等
水源かん養保安林、鳥獣保護区4.管轄森林管理署等
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お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
代表:050-3160-6700(内線3557)
ダイヤルイン:050-3160-5696