加賀海岸自然休養林観察会に職員を派遣しました
令和7年10月21日(火曜日)に加賀海岸自然休養林観察会(以下「観察会」という。)が開催され、石川森林管理署の職員6名を講師として派遣しました。この観察会は橋立地区まちづくり推進協議会が主催するもので、加賀海岸自然休養林(浜山国有林)で地元の小学生を対象に地域の歴史や森林について理解を深めてもらうことを目的として毎年実施されています。
当日は、加賀市立橋立海青学園4年生児童16名が、3班に分かれて、加賀海岸自然休養林に自生している植物についてクイズを交えたり実際に触ってみたりしながら林内の遊歩道を歩きました。また、樹木の直径を測るための道具(輪尺)や樹高を測るための道具(測稈)を用いてモチノキの直径と樹高を測る体験をしてもらいました。その後、加賀海岸を見渡しながら、加賀海岸自然休養林の歴史や松林の役割、海と山の関係について学んでもらいました。
最後の振り返りの時間では、「いつも食べているクリの実と山に自然に生えているクリの実の大きさが違うのが驚いた」、「植物によっていろいろな形の葉っぱがあることがわかった」や「昔はここに松林があったけど、今はなくなって残念です」等の感想があり、身近な植物や松林に興味を惹きつけられた児童が多くいました。
石川森林管理署では、今後も国有林を活用した森林環境教育に積極的に協力していくとともに、地域の皆様と海岸林を保全する活動や普及啓発などを行い、地域の活性化に貢献できるよう取り組んで参ります。
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| 樹木の説明1 | 樹木の説明2 |
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| 輪尺の使い方体験 | 海岸林の説明 |
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| クリの説明 |
【参考】
加賀海岸自然休養林
石川県加賀市の加佐ノ岬から塩屋海岸に至るマツの海岸林です。この自然休養林は日本海の荒波が作りだした海食崖や白砂青松の美しい景観から、平成29年に「日本美しの森 お薦め国有林」に選定され、また「越前加賀海岸国定公園」にも指定されており、毎年多くの人々が森林とのふれあいや美しい景観を目当てに訪れています。
お問合せ先
石川森林管理署
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FAX番号:076-222-6215









