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近畿中国森林管理局

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    「山の日」記念体験学習を実施しました

      8月11日は平成28年度に施行された国民の祝日「山の日」で、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」を目的としています。

      石川森林管理署では、この趣旨を踏まえ、「山の日」をもっと多くの方々に知ってもらい、山や森林・林業に親しんで理解を深めてもらおうと、令和元年8月11日(日曜日)に石川県金沢市の石川県庁19階にある展望ロビーで「山の日」にちなんだ体験学習を実施しました(写真1)。 

      体験学習は6つの展示ブースにクイズを一題ずつ用意し、クイズラリー形式で行いました。参加者は五感を使った体験によってヒントを得て、楽しみながら山や森林・林業について学び理解を深めることができるようになっています。また、木にふれあうことを目的に、石川県産の木材で作られたおもちゃで遊ぶスペースや木のキーホルダー作製体験スペースも設けました。

    「暮らしを守る!海岸林」の展示ブースでは、海岸林の成り立ちや松枯れ等について職員が作成した漫画で説明しているほかに、松枯れの原因でもあるマツノザイセンチュウ(以下「センチュウ」という。)の展示とセンチュウに関するクイズを用意しました。参加者は顕微鏡でセンチュウが動く姿を興味津々でのぞき込み、クイズの答えを真剣に考えていました(写真2)。
      また、「はっぱの不思議」の展示ブースでは、様々な種類の樹木の葉を展示しました。その中でも、タラヨウという樹木は葉の裏に爪先や箸などで文字や絵をかくことができるため、参加者は葉に箸で文字などを書いた後、少し時間がたつと書いた跡が黒く浮き出てくることに目を丸くして驚いていました(写真3)。
      そのほかにも、木材の重さを比べる体験(写真4)や動物の生息調査に使う赤外線センサーカメラの仕組みを学ぶクイズ(写真5)などがあり、参加者は6つのクイズに回答すると、職員が作成した山の日記念の葉の標本を参加賞としてもらい、家族や友人とクイズの答えを確かめ合っていました。

      参加者からは、「とても楽しく勉強ができた。来年も参加したい。」や「もっと森や山について詳しく知りたい。」といった声が聞かれ、山や森林に対する興味が高まり、その重要性にも気づかされたようでした。
      木のおもちゃで遊ぶことのできるスペースでは、次々と子供たちが訪れ、木の持つ心地よさを感じながら夢中で遊んでいました(写真6)。

      当署はこれからも、国民の皆様に国民の祝日「山の日」の趣旨を知ってもらうため、山に親しむ機会を提供し、山の恩恵について理解を深めていただけるように努めて参ります。

    写真1)「山の日」記念体験学習ブース全体 (写真2)「暮らしを守る!海岸林」の展示ブース
    (写真3)葉の裏に箸で文字を書く様子 (写真4)木材の重さを比べる体験
    (写真5)赤外線センサーカメラの仕組みを学ぶクイズ (写真6)木のおもちゃで遊ぶ子供たち


    展示物および画像の一部は石川県農林総合研究センター林業試験場の提供です。

    1「暮らしを守る!海岸林」展示ブース
    マツノザイセンチュウ、マツノマダラカミキリの標本、マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツ

    2「はっぱの不思議」展示ブース
    タラヨウの葉

    3「聞いてみよう!木材の香り」展示ブース
    アテの苗木

    〈参考〉

    外部リンク:石川県庁19階展望ロビー
    林野庁内HP:「山の日」:山や森林・山村に親しむ ~感じよう、山の恵み、森の恵み~

     

     

    お問合せ先

    石川森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6100