林業成長産業化構想技術者育成研修

   令和5年10月24日（火曜日）から27日（金曜日）までの4日間にわたり、「林業成長産業化構想技術者育成研修」に講師として参加しました。

   当研修は、林業の成⻑産業化の実現に向け、素材⽣産の効率化や再造林の低コスト化など効率的な⽣産システムを念頭においた路網計画を主に、必要な最新技術を学び、森林の施業から⽊材の流通までを考慮した総合的な森づくり構想の作成に資する技術知⾒を⽣かせる技術者を育成することを目的に、林野庁の委託事業として全国林業改良普及協会が研修運営の事務局となり開催されています。
   今回の研修には、国有林、県、市、森林組合、民間企業等の職員11名（途中参加者2名も含む）の方々が参加されました。

   4日間の研修は、地域特性に応じた森づくり構想等の座学に始まり、森林現況の把握、路網配置の調査、UAVによる森林資源の調査等に係る現地での実習を経て、その後、班毎に林業成長産業化基本構想を作成し、最後に成果を発表するという流れで行われました。

   盛りだくさんの研修内容でしたが、研修生の皆様からは、「QGISやFRDの活用方法を学ぶことができ参考になった」、「構想の作成等が勉強になった」等の感想をいただきました。
   当センター職員も班付講師として研修生の皆様とともに構想の作成に向け真剣に論議し、我々自身も勉強となり、たいへん有意義な研修となりました。

   当センターでは、自治体等が企画する研修会等への講師派遣（出張講座）も積極的に行っていますのでご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。