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近畿中国森林管理局

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    現地検討会

       令和5年9月21日(木曜日)、22日(金曜日)の2日間、岡山県新見市内の国有林を中心に民有林関係者等を対象とした現地検討会を開催しました。

       この現地検討会は、平成25年度から近畿中国森林管理局と国立研究開発法人 森林総合研究所 関西支所と、本年度については岡山森林管理署とも共催し、伐採から再造林・保育に至る収支のプラス転換を可能とする「新しい林業」の展開に向け「伐採と再造林の一貫作業システムによるコストの低減」をテーマに開催しました。 現地検討会には、府県、市町村の林務担当者や森林組合、事業体など2日間で、延べ160名以上の森林・林業関係者が参加し、関心の高さが伺われました。

       1日目は、岡山県新見市内の会場で、国、研究機関のそれぞれの立場から「新しい林業」の展開に向け、再造林の促進施策、一貫作業での再造林コストの低減、一貫作業における下刈りの省力化、スギコンテナ苗の育成と初期成長、シカ侵入防止策の管理技術の課題について5つの講演が行われ、その後、参加者の皆様方と活発な意見交換が行われました。


       2日目は、岡山県新見市の天木山国有林において、戸川木材が一貫作業を行っている実際の現場を訪れ、タワーヤーダ、プロセッサ、チッパーによる伐倒木の処理実演及びドローンによる苗木運搬実演の見学、コンテナ苗の植栽体験に取り組んでいただきました。森林技術・支援センター職員もコンテナ苗の植栽体験の講師を務め、様々な体験をされた参加者の皆様方からたくさんのご質問をいただき、たいへん有意義な時間となりました。



       森林技術・支援センターでは、今後も国有林のフィールドを活用した現地検討会や国有林が取り組む技術開発の成果を民有林に普及するために作成した「森林・林業技術視察プログラム」等を活用し、森林・林業に関する技術を普及し、地域の森林・林業の発展に貢献する取組を継続していきます。

    お問合せ先

    林野庁 近畿中国森林管理局 森林技術・支援センター

    住所:〒718-0003 岡山県新見市高尾786-1

    TEL:(0867)72-2165(代) IPTEL:050-3160-6215

    E-mail:kc_gijyutsu@maff.go.jp