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近畿中国森林管理局

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    物林株式会社の現地研修

       令和4年7月12日に、物林株式会社の社員5名の皆様が現地研修(新入社員研修を兼ね)のため来所されました。

       今回の研修は、当局が平成29年度から取り組む「里山広葉樹林活用・再生プロジェクト」の現地(釜谷国有林)にて研修を行いました。
       中国地方の里山広葉樹林は、かつて、薪炭材やシイタケ原木として利用されてきましたが、燃料革命以降は放置され大径木化し、カシノナガキクイムシ被害増長の一因にもなっています。一方で、床板、家具等に用いる製材用の広葉樹資源は、これまで輸入材に依存していましたが、伐採規制や資源的制約などから国産広葉樹に対するニーズが高まっている状況にあります。
       このような状況を踏まえ、当局では中国地方の里山広葉樹林を製材用として付加価値の高い用途に活用する方法を探るとともに、伐採後の天然下種更新にも試験的に取り組む「里山広葉樹林活用・再生プロジェクト」を立ち上げています。

       当日の午前中は雨模様だったものの研修が始まる午後からは天候も回復し、たいへん暑いなかでの開催となりましたが、物林の皆様からは、販売された広葉樹材の用途や事業の収支などに関する質問などがあり、今後この取り組みを進めていくうえで有意義な意見交換の場となりました。

       森林技術・支援センターでは、一般企業を含む民有林関係者の技術的支援を積極的に行っていますので、視察のご希望等がございましたらお問い合わせください。


    当日の様子1当日の様子2
    当日の様子3当日の様子4

    お問合せ先

    林野庁 近畿中国森林管理局 森林技術・支援センター

    住所:〒718-0003 岡山県新見市高尾786-1

    TEL:(0867)72-2165(代) IPTEL:050-3160-6215

    E-mail:kc_gijyutsu@maff.go.jp