にちなん中国山地林業アカデミー現地研修（2022.07）

   令和4年7月6日に、にちなん中国山地林業アカデミーの学生14名、教職員2名の皆様が現地研修のため来所されました。

   にちなん中国山地林業アカデミーは、日南町や周辺自治体の林業労働力不足解消のため、国内で初めて町営で設立された人材育成機関です。令和4年度に入学された学生の皆様は、地域林業の活性化のため、日々研修に励んでおられます。
   森林技術・支援センターはアカデミーに対するスタッフの派遣、技術的指導、フィールドの提供に協力しており、この協力体制も4年目となりました。

   今回の研修内容は、「近畿中国森林管理局の造林・育林の低コスト化の取組」として、広島森林管理署管内の新元重山国有林にある低密度植栽試験地及び岡山森林管理署管内の入開山国有林にある列状間伐指標林において現地研修を行い、技術開発等の目的や意図などを説明しました。
   学生の皆様は低密度植栽や列状間伐の現状を確認しながら積極的に質問を行い、時には講師陣も驚くような質問もあり有意義な意見交換が出来たのではないかと思います。

   今回の研修はたいへん暑いなかでの開催となりましたが、現地での実習も滞りなく進めることができました。秋に第2回の研修受け入れが予定されています。にちなん中国山地林業アカデミー研修生の皆様の今後のご活躍を期待しています。