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近畿中国森林管理局

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    にちなん中国山地林業アカデミー現地実習(2020.06)


       令和2年6月23日、にちなん中国山地林業アカデミーの現地実習を受け入れました。
     
       にちなん中国山地林業アカデミーは、日南町や周辺自治体の林業労働力不足解消のため、国内で初めて町営で設立された人材育成機関です。
      
    令和2年度は10代から60代までの7名が入学され、地域林業の活性化のため、日々研修に励んでおられます。
     
       当センターはアカデミーに対する技術的スタッフの派遣、技術的指導、フィールドの提供に協力しており、この協力体制も2年目となりました。
     
       今回の実習内容は、「森林づくりの基本的な考え方」として、間伐の実施を判断するための森林の密度管理の方法や、森林の相対的な混み具合の判断基準などについて説明しました。
       難解な部分も多い分野ですが、研修生は積極的な質問や意見の交換により、理解を深めている様子でした。
     
       現地実習は、入開山国有林での列状間伐の現地案内から始まりました。

       列状間伐での伐採する木の選出や、伐採作業が効率的に実施できること、列状間伐であっても成林後は健全な林分が形成されていることなどを、研修生自身の目で確認してもらいました。
       また、対照地である無間伐の林分と対比することで、間伐の必要性・重要性についても再認識している様子でした。

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       その後、先進機器の地上レーザースキャナを用いた森林調査の実習を行いました。

    取りまとめられた調査結果から、現状の林分の密度管理について検討してもらいました。
     
       最後の実習は、ドローンを研修生全員に操作してもらい、林業でのドローン活用の可能性について考えてもらう時間となりました。空中からの記念撮影で今回の研修を締めくくりました。

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       今回の研修は天候にも恵まれ、現地での実習も滞りなく進めることができました。にちなん中国山地林業アカデミー研修生の方々の今後のご活躍を期待しています。

       このたび、にちなん中国山地林業アカデミーのFacebookを開設されたそうです。アカデミーの活動が研修生目線で紹介されていますので、ぜひご覧ください。

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    お問合せ先

    林野庁 近畿中国森林管理局 森林技術・支援センター

    住所:〒718-0003 岡山県新見市高尾786-1

    TEL:(0867)72-2165(代) IPTEL:050-3160-6215

    E-mail:kc_gijyutsu@maff.go.jp