このページの本文へ移動

近畿中国森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    技術の森で学ぶインターンシップ ~パプアニューギニア京都大学留学生~


       8月28日~9月8日までの2週間、京都大学に留学中のパプアニューギニアの政府職員 Javen Evera さんが、日本国の支援による「太平洋島嶼国リーダー教育支援プログラム」の一環として、森林技術・支援センターの試験地等において、人工林の管理や木材の搬出技術、育林技術等を学びました。

       森林管理局での開講式を終えた後、初日は、日本の国有林の成り立ちを紹介するため、日本三大山城の一つ「備中松山城」とそれを取り囲む形で所在する臥牛山国有林を案内し研修が始まりました。

       当センターでは、国有林の森林管理や技術開発の取り組みを説明するため、列状間伐試験地や天然性広葉樹を活用した環境に配慮した森林づくり、コウヨウザン等の早生樹試験地等を視察していただくとともに、岡山署の協力を得て、人工林の皆伐・利用間伐箇所での高性能林業機械による木材の伐採・搬出現場を視察していただきました。日本の人工林管理・伐採・搬出の技術レベルの高さに感銘していました。

       また、関西育種場での林木育種技術、苗木生産を行っている樹苗組合を視察していただき、木材の活用については、木材市場やCLT等に加工する製材工場、バイオマス発電施設を視察し、日本のシステム化された木材流通等について、自国での木材等の取り扱いの今後の参考にしていきたいとの感想が聞かれました。

       最終日は、森林管理局で報告会を開催し、2週間の研修を通して、自国と日本の違いを説明し、自国へ帰国した後は、日本の森林管理、木材流通システムなどを取り入れていきたいと決意が述べられました。


    試験地にてコウヨウザン

    お問合せ先

    林野庁 近畿中国森林管理局 森林技術・支援センター

    住所:〒718-0003   岡山県新見市高尾786-1

    TEL:(0867)72-2165(代) IPTEL:050-3160-6215