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近畿中国森林管理局

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    管理運営の方針

    日本は世界でも有数の森林国といわれています。その国土の約7割は森林です。 これらの森林は、水源を守り、土砂崩れなどの災害を防止するほか、やすらぎや憩いの場を提供するなど様々な公益的な働きをしています。

    また、環境に優しい木材の供給など私たちの生活や動植物の生存にかけがえのない役割を果たすほか、地球環境温暖化防止といった地球レベルでの貢献にも大きな期待が寄せられています。

    これらの森林の約3割を占めているのが国有林です。国有林では、このような国民の皆さんの期待や要請に将来にわたって応えていくため、平成10年に「国民の森林」である国有林の管理経営の基本を、林産物の供給に重点を置いたものから、公益的機能の維持増進を図ることに転換しました。また、併せて、林産物の持続的供給と国有林野の活用による地域の振興や福祉の向上へ寄与することを定めました。

    こうした方針のもとに、林野庁では全国に配置した7つの森林管理局とその下部組織である森林管理署等(98の本署、14支署及び8つの森林管理事務所)で公益的機能の発揮のための施業、流域管理システムの下での民有林との連携、優れた自然環境を有する森林等の保全と整備、そしてふれあいの場の提供などの幅広い施策を展開しています。

    国有林では、一つ一つの森林を、重点的に発揮させる機能によって「山地災害防止タイプ」「自然維持タイプ」「森林空間利用タイプ」「快適環境形成タイプ」「水源涵養タイプ」の5つに分類したうえで、適切な管理経営に努めています。

    福井森林管理署が管理経営する機能類型別の森林面積とその整備方向は次のとおりです。

    機能類型区分 経営管理考え方  

    管内の国有林面積

     

    山地災害防止タイプ

     

     

    災害に強い国土基盤を形成する観点から、山地災害防止機能/土壌保全機能の発揮を第一とする森林です。

      山地災害防止タイプ

    21,525ha

    土砂流出・崩壊防備エリア

    21,383ha

    気象害防備エリア 

    142ha

    自然維持タイプ

     

      生態系としての森林の重要性を踏まえた生物多様性の保全を図る観点から、生物多様性の保全機能の発揮を第一とする森林です。   自然維持タイプ

    10,390ha

    森林空間利用タイプ

    国民に憩いと学びの場を提供したり、豊かな自然景観環境や歴史的風致を構成したりする観点から、保健・レクリエーション機能又は文化機能の発揮を第一とする森林です。

      森林空間利用タイプ

    435ha

     

    快適環境形成タイプ

     

    騒音や粉塵等から地域の快適な生活環境を保全する観点から、快適環境形成機能の発揮を第一とする森林です。

      快適環境形成タイプ

    0ha
    (当署はありません。)

     

    水源涵養タイプ

     

    良質な水の安定供給を確保する観点から、水源涵養機能を全ての国有林野において発揮が期待される基礎的な機能と位置づけ、上記のタイプに掲げるものを除く全ての森林です。

      水源涵養タイプ

    4,188ha

    お問合せ先

    福井森林管理署
    TEL:050-3160-6105