緑の回廊
緑の回廊とは
森林の生態系の保全、野生動植物の保護、遺伝資源の保存等を目的に設定している保護林の機能をこれまで以上に高度に発揮させるよう、それぞれの地域における本来の生態系が有する多種多様な機能を支える自然の連続性に着目し、野生動植物の生息・生育地の広域的なつながりを確保することにより個体群の交流を促し、種の保存、遺伝資源の保護などの取り組みを行うため保護林を連結するものを言います。
福井森林管理署には「白山山系緑の回廊」と「越美山地緑の回廊」の2箇所が設定されております。
白山山系緑の回廊
平成14年4月、福井、石川、富山、岐阜の4県にまたがる延長約70キロメートルで面積約60,504ヘクタールを「白山山系緑の回廊」に設定しました。
福井森林管理署管内は1,338ヘクタールの国有林が含まれています。
越美山地緑の回廊
平成16年4月、福井、滋賀、岐阜の3県にまたがる延長約66キロメートル、面積約24,496ヘクタールを「越美山地緑の回廊」に設定しています。
福井森林管理署管内は、15,226ヘクタールの国有林が含まれています。
越美山地とは
九頭竜川、揖斐川、長良川の水源で、有名な伝説のある夜叉ヶ池、熊野白山権現社を祀る能郷白山等が点在する、歴史的に由緒ある地域です。越美という名前は、越前(福井県)と美濃(岐阜県)の頭文字を使用しています。