このページの本文へ移動

関東森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    福島森林管理署白河支署について

    管内案内図

    署案内図

    組織図

    管内概要

    福島森林管理署白河支署は、阿武隈川森林計画区内の福島県中通り南部に位置し、管轄する2市5町6村のうち、白
    河市、西郷村、須賀川市、天栄村、古殿町、平田村、玉川村の7市町村に所在する国有林野約3万4千haを管理して
    います。
    管内では、人工林での木材生産をはじめ、優れた自然景観を有している天然林では、日光国立公園や大川羽鳥県立自
    然公園などに指定され、山岳地帯においては登山、都市近郊にあっては、ハイキングや自然観察、スキーなど、森林
    を利用したレクリェーションや保健休養の場として四季を通じて多くの人々に利用されています。

    詳細についてはこちらから管内概要(令和6年度)(PDF : 2,634KB)


    概要

    当署は、白河市を中心とする2市5町6 村の地域を管轄しており、そのうち国有林野(要存置)所在市町村は、白河市、西郷村、天栄村、須賀川市、古殿町平田村、玉川村及び矢吹町の8市町村です。
    山系は、奥羽山系及び那須火山群の山地と八溝山地に大別されます。
    水系は、大白森山、鎌房山、真名子峠、鳳坂峠、丸山を結ぶ高原地形の分水嶺によって、太平洋に注ぐ阿武隈川と阿賀野川の支流である大川に合流して日本海に注ぐ鶴沼川の2つの水系となっています。

           

    林況

    阿武隈川森林計画区は奥羽地域、阿武隈中北部地域、阿武隈南部地域に大別されますが、当署における地域は奥羽地域の羽鳥・甲子団地区及び大屋地区、阿武隈南部地域の表郷地区・安積地区・石川地区に区分されます。

    羽鳥・甲子地区(1019~1033,1078~1161林班)

    白河市の北西に位置し、標高560m~1920mで起伏に富む山岳地形です。
    鎌房山以北の地域は、上部一体はブナ、ミズナラ等の天然林を主体とした広葉樹林から成り、下部は人工林地帯となっています。
    大部分が水源かん養機能の高い地域であり水源かん養タイプに区分、一部については急傾斜地で土砂流防備保安林に指定されており山地災害防止機能を重点的に発揮させるため国土保全タイプに区分されます。
    二岐山、鎌房山及び羽鳥湖にかけては大川羽鳥県立自然公園に指定されており、スキー場、サイクリングロード等のレクリエーション施設も整備されている地域であり、保健文化機能の発揮が期待されていることから森林空間利用タイプに区分されます。
    鎌房山以南の三本槍岳から大白森山に至る火山列の東側の地域は、阿武隈川原流域に位置し日光国立公園に指定されている地域であり、標高800m以上の急峻な地形で、ブナ、ミズナラ等の天然林が主体の地域です。
    奥甲子地区は急峻な地形等から土砂流出防備保安林に指定されており山地災害防止機能を重点的に発揮させるために国土保全タイプに区分されます。
    赤面山から新甲子地区は優れた自然景観を有し、甲子風致探勝林に指定しておりスキー場や温泉地もあることから森林レクリエーションの適地として保健文化機能の発揮が期待されており森林空間利用タイプに区分されます。
    旭岳から三本槍岳にかけては、いわゆる高山帯に属し、貴重な高山植物がみられることから自然環境の維持を図ることが期待されており自然維持タイプに区分されます。

    大屋地区(1036~1077林班)

    白河市の北西に位置する大信村を中心とする標高360m~960mの里山が大半の地域でスギ、ヒノキの人工林地帯です。優良な人工林が多く木材生産機能の発揮が期待されていることから、資源の循環利用林に区分されます。
    釈迦堂川上流部には竜生ダムがあり、隈戸川には田の沢ダムの建設が予定されていることから、それぞれの上流部に位置する森林は、水源かん養機能を重点的に発揮させるために水源かん養タイプに区分されます。

    表郷地区(1001~1018,1163~1165林班)

    白河市の南東部に位置し、標高400m~800mの里山の地域で、中古生層からなる適潤肥沃な土壌が多いことから、スギ、ヒノキを主体とした優良人工林地帯となっており、資源の循環利用林に区分されます。
    犬神ダム上流部及び水源かん養保安林に指定されている地域については、水源かん養機能を重点的に発揮させるため、水源かん養タイプに区分されます。

    安積地区(1401~1413林班)

    安達太良山から額取山、八幡岳と南北に帯状に広がる地域であるが、当署の管内は八幡岳の東部に位置し、標高560~1100mの全体的に急峻な地形です。
    標高800m位まではスギ・ヒノキ等の人工林が多く、木材等生産機能を重点的に発揮させることが期待されている地域であり資源の循環利用林に区分されます。

    石川地区(1201~1255,12571259~1265林班)

    石川地区は、いわき市等下流域の重要な水源となっていることから、水源かん養機能を重点的に発揮させるため、水源かん養タイプに区分されます。
    また、当地区はスギ、ヒノキの生育が良好な人工林地帯であり、木材等生産機能の発揮も期待されます。

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader