プレスリリース
「木杭根系工法」治山現地検討会の開催について
近年、集中豪雨に起因した山崩れや土砂流出などの山地災害が各地で発生しています。民有林野及び国有林野では、山地災害から国民の大切な生命や財産を守り、災害に強い森林の造成を目指して、治山事業による山腹崩壊地の復旧治山工事を進めています。群馬森林管理署では、表層崩壊の兆候がみられる斜面の治山工事において、群馬県内で初めて「木杭根系工法」を採用しました。「木杭根系工法」(*1)は、比較的安価に施工ができる上に、省力化も図られ、生態系に配慮した木材利用の推進に繋がる治山対策として注目されています。
このたび、当署治山工事個所(上野村)において、「ぐんまフォレスター連絡会」(*2)の協力のもと、森林・土木工事受注者にとどまらず県内の林業関係者等を対象に、現地検討会を開催します。現地検討会では、群馬県初の「木杭根系工法」の設置実演を通じて、構造・施工方法や効果を確認し、治山工事にとどまらず林道工事等における活用の可能性などについて幅広く意見交換を行います。
(*1)木材を利用した木杭を山腹斜面に打設することにより表層土の崩壊を抑止する新工法
(*2)国や県の林業関係技術職員等による連携の枠組み
1.開催概要
日時:令和7(2025)年11月19日(水曜日)13時30分~15:00場所:群馬県多野郡上野村大字乙父字鍋割国有林43に林小班
(御荷鉾スーパー林道沿線山側斜面、群馬森林管理署治山工事個所)
(当日は雨天でも開催します。参加される方は、雨具・長靴・ヘルメットのご用意をお願いします。)
> 木杭根系工法の説明(木杭根系工法の構造・施工方法と施工効果について)[30分]
> 木杭根系工法設置実演[30分]
> 意見交換[30分]
「木杭根系工法」治山現地検討会の開催について(PDF : 5,739KB)
2.参加予定者
民有林野関係者等群馬県、上野村、独立行政法人森林整備センター
群馬県内国有林治山・林道工事受注者、森林土木工事測量コンサルタント会社
国有林野関係者等
関東森林管理局、群馬森林管理署、利根沼田森林管理署、吾妻森林管理署
3.主催
群馬森林管理署×ぐんまフォレスター連絡会4.取材申込方法
取材を希望される方は、11月18日(火曜日)までに下記担当者へご連絡をお願いします。お問合せ先
関東森林管理局群馬森林管理署
担当者:次長、総括治山技術官、治山技術官
ダイヤルイン:027-210-1203




