植生マット伏工

概要

• 多雪地帯の崩壊地で、裸地化した斜面に草木の種、肥料が附いているマット(植生マット)を貼り付け、斜面を保護しながら緑化する工法の施工を紹介します。

施工準備（斜面整地）

雪のなだれ等により、山腹斜面が崩れた箇所です。 前年に丸太筋工が施工されています。

斜面にたまっている礫を取り除きながら、均一な斜面に整形します。

斜面整地作業完了です。 これで、植生マットを張る準備ができました。

施工状況（運搬・敷設）

植生マットやラス（金網）などの材料をケーブルクレーンにより現場まで運搬します。

写真の植生マットの幅は1mで、斜面上部から下に沿って敷いていきます。隣のマットとの隙間が空かないように気を配りながらの作業です。

ここの現場では、雪による被害を防止するために、植生マットを敷き詰めた上からラス（金網）を掛けていきます。

ラスを掛けた上からアンカーピンを打ち込み、斜面にしっかり固定していきます。

施工後

植生マット伏工完了です。

マットにより斜面を保護しつつ、緑化を待ちます。

工事が完了した箇所の全景です。

このように緑化されます。