ニホンジカ生息状況調査
近年、ニホンジカの生息数の増加及び生息域の拡大により、本種による造林地の植栽木の食害や樹皮はぎ、森林植生の衰退や消失など、深刻な森林被害が日本各地で報告されています。このような被害の発生は、林業生産コストの増大や、土壌の流出等による森林の有する公益的機能の低下を招きかねず、国有林においてもニホンジカ被害防止に向けた取組を推進しています。
上越流域の国有林においても、ニホンジカの生息密度が過密になっている隣接地域からの侵入によるものと思われる個体が確認され、年々目撃情報が増えている状況にあることから、今後も個体数増加の傾向が続く場合には森林への被害が発生することが懸念されます。
このため、上越森林管理署では、生息状況の動向を監視するためのセンサーカメラを用いたモニタリング調査や、個体数調整の検討に向けた資料を得ることを目的とした調査事業を実施しています。
![]() モニタリング調査用のセンサーカメラ装置 |
![]() センサーカメラに撮影されたニホンジカ |
お問合せ先
上越森林管理署
ダイヤルイン:025-524-2180