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関東森林管理局

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    署について(概要)

    概要

    吾妻森林管理署は、群馬県の北西部に位置し、北は新潟県、西は長野県と接した吾妻郡一円(中之条町、高山村、東吾妻町、長野原町、草津町、嬬恋村)を管轄区域とし、当該地域の森林の57%を占める58千haの国有林を管理経営しています。

    林況

       国有林は、利根川水系の1支流である吾妻川の上・中流部に位置し、ブナ、ミズナラ、コメツガ、シラベ等を主体とした天然林(51%)とスギ、ヒノキ、カラマツの人工林(40%)によって構成されています。
       上流部の新潟県境の稲包山から、西に横手山、白根山、四阿山を経て、南西の浅間山に至る2000m級の山脈は優れた景観を有し、国有林の大部分が上信越高原国立公園に指定されているほか、首都圏から比較的近く、温泉、湖沼、山岳等の豊かな観光資源に恵まれていることから、レクリエーションや保健休養の場として多くの人々に利用されています。
       また、水源かん養を主体とした保安林指定も国有林の52%に達し、首都圏の水源確保等を目的とした八ッ場ダムの建設が進められているほか、四万川ダムも完成し、水資源確保のための重要な役割を担っています。
       一方、中流部はスギ、ヒノキの人工林が多く、古くから中之条町を中心に地元木材を利用した製材工場等が多く、また、シイタケ、マイタケ等の特用林産物や健康飲料の「メグスリドリンク」等のメグスリノキ加工品も生産されていることから、木材の安定供給をはじめ、地域の林産業の振興に重要な役割を期待されています。