森林への誘い(万座)
万座カラマツ希少個体郡保護林
~ カラマツ人工林のルーツ 万座本白根沢のカラマツ母樹林 ~
母樹林とは
古くは、昭和11年山林局刊行の写真集「国有林」にカラマツ母樹林として掲載されており、昭和17年には「恒久母樹林」に、昭和35年には「一級採種林」に指定されたとの記録があります。
また昭和37年にゲッチンゲン大学教授R.Schober博士がドイツに植栽されたカラマツの母樹を確認するため来日し、対面して感激に涙したとの逸話があります。
採取された種子をもとに旧赤川苗畑などで苗木が生産され、吾妻郡全域に植栽されたものと考えられ、本白根沢の母樹林はまさにカラマツ人工林のルーツといえます。
現況
- 場所:吾妻森林管理署管内熊四郎山国有林185林班ぬ小班
(有料道路である浅間白根火山ルート沿い、万座道路と万座ハイウェーの分岐から万座ハイウェーを国道144号方面へ約2km、所要時間約3分) - カラマツ天然林:直径30~130cm、樹高20~30m、約200本/ha
- 下層植生:クマイザサ密生
- 周辺はレクリエーションの森・万座風致探勝林として設定
スノーシューによる観察会
平成19年2月26日、嬬恋インタープリター会、万座観光協会、環境省、吾妻森林管理署員など約30名が、スノーシュー(かんじき)を履いて母樹林を観察し、冬場の新たな観光スポットとして活用できることを確認しました。
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思わず見上げるみごとな樹形 |
直径を測ると1m近いカラマツ |
お問合せ先
吾妻森林管理署代表:0279-75-3344(担当:業務グループ)
FAX:0279-75-3346