このページの本文へ移動

林野庁

メニュー

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の自然

1.多様で貴重な動植物が生息・生育

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は、鹿児島県の奄美大島、徳之島、沖縄県の沖縄島北部と西表島の4つの地域から構成されており、遺産地域の合計面積は陸域の約4万3千ヘクタールで、その大部分が常緑広葉樹の亜熱帯多雨林に覆われています。
遺産地域を含む4地域(※)は、日本の国土に占める割合は僅かですが、1,819種の維管束植物(日本全体の26%)、21種の陸生哺乳類(同19%)、394種の鳥類(同62%)、267種の陸水性魚類(同68%)、36種の陸生爬虫類(同50%)、21種の両生類(同28%)が生息・生育しており、日本全体の動植物種数に対して大きな割合を占めるとともに、日本の脊椎動物における国際的な絶滅危惧種の36%が生息しており、多様で貴重な動植物が生息・生育する重要な地域になっています。

2.高い固有種率

種の数や絶滅危惧種が多いだけではなく、1属1種で、世界に近縁種がいないアマミノクロウサギや、沖縄島北部の固有種である「飛べない鳥」のヤンバルクイナ、西表島にのみ生息するイリオモテヤマネコなど、遺産地域に生息する国際的な絶滅危惧種95 種のうち75種(79%)が固有種であるほか、陸生哺乳類(遺産地域を含む4地域の種数に占める固有種の割合62%)、陸生爬虫類(同64%)、両生類(同86%)などでは高い固有種率を示しています。

アマミノクロウサギ  ヤンバルクイナ  イリオモテヤマネコ 
アマミノクロウサギ ヤンバルクイナ イリオモテヤマネコ


お問合せ先

森林整備部森林利用課

担当者:森林環境保全班
代表:03-3502-8111(内線6216)
ダイヤルイン:03-3501-3845