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林野庁

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特集1 2021年の木材不足・価格高騰(いわゆるウッドショック)への対応

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(1)2021年の木材不足・価格高騰の状況

【木材輸入の動向】

➢ 米国では、2020年5月以降、在宅勤務の増加等により住宅着工戸数が急増し、2021年に北米の製材価格は過去最高を記録。また、コンテナの海上輸送運賃は、2020年末から急上昇

➢ 米国や欧州における需要の高まりや海上輸送の混乱等により、我が国の製材品輸入量は、2021年前半まで前年を下回り、その後、徐々に回復

➢ 製材品の輸入平均単価は、産地価格と海上運賃の上昇を受け、大幅に上昇


【製材品・合板出荷量、木材価格の動向】

➢ 住宅需要が回復する中、輸入木材の代替としての国産材の需要が高まり、2021年3月の製材品出荷量はコロナ禍前の水準まで回復したものの、旺盛な需要には十分対応できず価格が上昇

➢ 合板出荷量は、2021年3月以降はコロナ禍前の水準まで回復。住宅を中心に旺盛な需要が続いたことから、製品在庫量は減少傾向で推移し、価格は上昇

➢ 製品価格の上昇に伴い、原木価格も上昇


(2)国産材に係る輸入材からの転換と安定供給に向けた取組

➢ 緊急の対応として、2021年4月以降、中央及び地区別で需給情報連絡協議会を3巡にわたって開催し、川上から川下までの関係者による需給情報の共有を行うとともに国産材製品への転換事例を周知

➢ 中長期的には、川上から川下までの連携強化や製材工場等の供給力の向上など、国産材の安定供給・安定需要の確保が必要。2021年度の補正予算により、木材製品の供給力強化に向けた乾燥施設の整備や、原木の安定供給に向けた間伐・路網整備等を支援


お問合せ先

林政部企画課

担当者:年次報告班
代表:03-3502-8111(内線6061)
ダイヤルイン:03-6744-2219