
北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
ミズナラの種は?(2021年8月26日(木曜日)撮影)
本日は、森林事務所の屋内から写真をお送りしたいと思います。
お見せするのはこちら、去年の秋から育てていたミズナラです。
種からゆっくり育てて、ここまで大きくなりました!
さて皆さん、ミズナラの種はどんなものか、ご存じでしょうか?
ご存じでない方でも、実は目にしたことくらいはあるかもしれません。
結構身近に目にするものです。
それは――ドングリです。
皆さんも一度は拾ったことがあるのではないでしょうか?
形がきれいで大粒なので、コマにしたりネックレスにしたり、イラストに描いたり、その他色々な装飾に使ったりと様々な出番があります。
が、きちんと種として意識する方は少ないかもしれません。
これに水をやり、種としてきちんと育てると、芽が出てだんだんと成長していきます。
根元にはほら、ドングリから芽がでた証拠の殻が残っています。
ちなみに、芽が出始めの頃はこんな感じです。
この写真は以前撮影したものですが、ドングリから白い根が出てきているのがわかります。
育て方は簡単です。細かくちぎった新聞紙を容器に入れて水を注ぎ、表面に水が軽く浸るくらいにして、そこにドングリを置きます。
しばらくすれば、白い根が伸びて長くなっていくはずです。
程よい頃合いになったら鉢などに植え替えましょう。
最後に補足ですが、ドングリとはミズナラの種だけの呼び名ではなく、カシワ、ブナ、コナラなどの種の総称です。
サイズや形が違っているのは、ドングリの元になる樹の種類が異なるからです。
育てると、それぞれの樹へと成長していきます。
今では立派な葉をつけ、光を浴びながら大きくなっていくドングリ、もといミズナラ。
どこまで育っていくのか楽しみです。
(十勝西部森林管理署 芽室森林事務所 森林官 久保)
リーフアートでパラリンピックを応援(2021年8月25日(水曜日))
8月24日から、東京パラリンピックが始まりました。世界各国からアスリートたちが集まり、技を競います。
そこで、森で働く林野庁職員らしい応援の仕方は無いかと考えた結果、パラリンピック23競技のピクトグラムを23種類の樹種の葉っぱでリーフアートを作ることとしました。
その中でも自信の作を何点かご紹介します。
車いすフェンシング(イタヤカエデ)
車いすラグビー(センノキ)
ボート(シウリザクラ)
自転車(トラック)(ホオノキ)
さて、23競技のピクトグラムのリーフアートを作っているうちに、いつのまにか、すっかりリーフアートの虜となってしまいました。
23競技のピクトグラムが完成した後は、家族ぐるみで付き合っている仲間が遊んでいる様子や、林野庁職員らしく林業機械のリーフアートを作ったりしています。
ブランコ(カシワ)
お散歩(ミズナラ)
グラップル(ミズナラ)
ハーベスタ(キタコブシ)
フォワーダ(カシワ)
ここまで来たら、北海道の主要な広葉樹全てを制覇してリーフアートを作りたいですね。
リン子(ミズナラ)
(計画保全部 計画課 佐野)
幌加内発!北海道百名山・ピッシリ山のご紹介 (2021年8月6日(金曜日))
日本最寒の地・道内最高積雪地である、幌加内にも灼熱の夏は例外なく訪れ、先日37.3度の観測史上最高を記録しました。
今年は、雨が少なく暑さも厳しいことから、作物の生育が気になるところですが、秋に向けての実りは進み、晴天のなか、作付け面積・生産量日本一のそばの花の開花「一度目の雪」が目にまぶしく輝いています。
町内政和地区のそばの花の開花
今回は、先日地域の方々と登山道パトロールを実施した、北海道百名山の1つ幌加内町「ピッシリ山(標高1,031メートル)」の風景・草花を紹介します。
*幌加内町の「もうひとつの北海道百名山」(三頭山1,009メートル)の取組と風景・花ごよみについてはこちら→https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kakutidayori/2021/210713.html
登山道(左)とピッシリ山山頂(中央)
稜線のササ刈払整備された登山道を空中散歩♪
稜線より朱鞠内(しゅまりない)湖方面
朱鞠内湖畔のシラカバ林を歩く
森林内には繊細な可愛らしい花々(クモキリソウ)
森林内には繊細な可愛らしい花々(エゾノヨツバムグラ)
(空知森林管理署 北空知支署 森林整備官 中嶋)
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