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北海道森林管理局

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    森の撮っておき!

    北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです

    森林(もり)の撮っておき!(2020年6月)

    「北海道の木のえほん」にオヒョウとアオダモを追加 6月25日(木曜日)撮影

    「北海道の木のえほん」にオヒョウとアオダモが加わりました。

    今回は、株式会社平取町アイヌ文化振興公社様にご協力をいただき、編集・作成しました。
    オヒョウ

    北海道の木のえほん」のページページで紹介していますので是非、楽しんでご覧ください。

    (広報主任官 志鎌)

    初夏のピンネシリ岳(令和2年6月21日撮影)

    中頓別町にあるピンネシリ岳では様々な初夏の花が最盛期を迎えています。

    ノウゴウイチゴ
    ノウゴウイチゴ

    ノウゴウイチゴは普通のイチゴと同じような実をつけます。赤く熟した実は美味しく食べられます。

    ノウゴウイチゴの実
    ノウゴウイチゴの実

    歩道わきには小さな花も咲いています。踏みつけないように気を付けましょう。

    タニギキョウ
    タニギキョウ

    ギンリョウソウ
    ギンリョウソウ


    オオヤマフスマ
    オオヤマフスマ

    ランの花も3種咲いていました。ランの花はよく見ると複雑な構造や真ん中の唇弁の形が様々で面白いです。

    コケイラン
    コケイラン

    コケイランの花(拡大)
    コケイランの花(拡大)

    ハクサンチドリ
    ハクサンチドリ

    サイハイラン
    サイハイラン

    道が狭いので登山者が多いと密になりやすいですが、なるべく間隔をあけて登るように心がけましょう。

    (宗谷森林管理署  主任森林整備官  小林)

    平山のタカネザクラ(令和2年6月20日撮影

    遠軽町にある平山(ひらやま)を登山中に、季節外れの桜の花を見つけました。
    季節外れの桜

    タカネザクラ(ミネザクラ)は“高嶺”や“峰”の名が示すように、標高の高い場所を好む野生種の桜です。
    タカネザクラ

    日本では最も遅くに咲く種類で、雪崩斜面にへばりつくようにして、数株がひっそりと咲いていました。

    雪渓脇にはエゾノリュウキンカも咲き乱れ、山にも平地よりずっと遅れた春が訪れているようでした。
    季節外れの桜の花

    (網走西部署 生田原森林事務所 占部)

    初夏の森林のわけわかラン?(令和2年6月2日、5日、11日撮影)

    朝や夕方はまだまだ肌寒い日もありますが、日中はとても暑くなってきました。

    暖かくなるにつれて花も草も虫も勢いを増しています。

    そんな中、しっとりと濡れたような質感の花びらに惹かれて、足を止め見入ってしまった花があったので紹介します。
    白いノビネチドリ
    白いノビネチドリ

    白いノビネチドリの距
    ノビネチドリの花の拡大図(距)

    ギンラン
    ギンラン

    ギンランの花の拡大図(距)
    ギンランの花の拡大図(距)

    ギンランもノビネチドリも花びらの根元にある距(きょ)に特徴があります。
    距とは萼片(がくへん)や花びらよりも後ろ側に伸びている部分で、蜜を貯めて虫を呼び寄せる働きがあります。

    花だけをみるとノビネチドリとギンランはよく似ているので、初めて見たときは間違えてしまいましたが(写真は花の開き具合に差があるので、花も違うように見えるかもしれません。どちらも花は開きかけです。)、改めて観察すると、葉の特徴がまず大きく違います。

    ノビネチドリはギンランと比べて葉の横幅が太く、縁が波打っています。
    また、距もノビネチドリの方が長く、前に突き出るように曲がっています。
    ノビネチドリはピンク色の花を咲かせることもあるようです。

    庭でもよく見かけるスミレやオダマキと比べると、どちらも距の存在感が控えめなように感じますが、よく似た花であるササバギンランやクゲヌマランと比べると、長く突き出ているのが特徴です。

    ギンランに混じりクゲヌマランも咲いていたので、観察しました。

    クゲヌマラン
    クゲヌマラン

    クゲヌマランの花の拡大図(目立たない距)

    クゲヌマランは絶滅危惧II類(VU)に指定されていると聞いていたので、見つけた時はちょっとどころでなくテンションが上がりました。
    ギンランの変種であるクゲヌマランは、見た目はほとんどギンランと同じに見えますが、距がほとんど目立ちません。

    ラン科は花がよく似ているので(個人の感想です)、わけわかランですね。精進します。

    春から初夏にかけては、咲く花にばかり目を奪われてしまいがちですが、花以外にも面白いものを見つけたので、ご紹介したいと思います。

    オニグルミの新芽
    オニグルミの新芽

    こちら、葉(よう)痕(こん)(葉が落ちた痕)が羊の顔に見えると有名な(?)オニグルミです。

    おそらく葉脈が通っていたのであろう痕が絶妙なバランスで目や鼻の穴に見えるため、羊の顔のように見えると言われていますが、皆さんにもそのように見えるでしょうか。
    頭のところから出ている新芽が少しもふもふしているのが、私にはより羊っぽく見えます。
    固く閉ざしていた冬芽が少しずつ緩み、まだ小さく柔らかな葉が日に日に伸びていく様を観察するのは面白いですよ!


    (網走中部森林管理署 北見森林事務所 加藤)

    芽室の山々(2020年6月1日撮影)

    ここ数日晴れの天気が続き、抜けるような青空の下、景色がとても綺麗に見えていました。

    さてこの日は、現場での業務が終わった帰り道、山が綺麗に見えたので写真を撮ってみました。
    その景色とともに、芽室森林事務所の山々をご紹介したいと思います。

    剣山
    剣山(つるぎやま)

    道路がまっすぐ向かった先に見えるのが、剣山と呼ばれる山です。
    標高はそれほど高くないですし、ずんぐりとした山の形をしていますが、ここは帯広付近でも身近な登山スポットで手軽に登れる山として地域の人気を集めています。

    入り口は清水町側にありますが、神社の中を通っていくそう。信仰の対象でもあるのだそうです。

    伏見岳方面
    伏見岳方面

    目線を南西方向に向けると、芽室を代表する山々が見えます。
    妙敷山(1,731メートル)、伏見岳(1,792メートル)、ピパイロ岳(1,916メートル)は、麓から見ても大変目立つ山々です。

    特に伏見岳、ピパイロ岳は、登山者にも有名な山岳となっています(ただし登山道に着くまでの林道が災害を受け、通行止めとなっています)。
    高く、そして有名な伏見岳、ピパイロ岳と、その手前に鎮座している妙敷山、3つの峰が並んだ光景はなかなか見応えがあります。

    ちらっと左奥に頭を出している雪の乗った山は、角度からしてどうやら、日高山脈でも名高い幌尻岳のようです。
    さすがは日高山脈、雄峻な山々が至るところで見られて素晴らしいです。

    妙敷山は「おしきやま」と読むんだそうです。ちなみにピパイロ岳は、同じ読みで、昔は漢字で「美生岳」と書いていたそうです。

    景色だけでなく名前も面白いです。
    これからも仕事の傍ら、山々の景色が目を賑わせてくれるのでしょう。どんな景色を見せてくれるのか楽しみです。

    (十勝西部森林管理署 芽室森林事務所 森林官 久保)

    「北の森漫画」を寄贈しました

    上川中部森林管理署では、森林・林業・木材産業の魅力を楽しく綺麗な漫画やイラストで伝える「北の森漫画」(北海道森林管理局発行)を、旭川市神楽図書館へ寄贈しました。

    旭川市神楽図書館の岳館長に冊子を手渡す近藤署長
    旭川市神楽図書館の岳館長に冊子を手渡す近藤署長

    冊子は神楽図書館を通じて旭川市内の図書館に配架されます。

    現在、北海道森林管理局では冊子をたくさんの皆様に見ていただけるよう、各公共機関と調整を図りながら配布を進めております。

    HPでも冊子の内容を公開しておりますのでぜひご覧ください!
    https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kinoehon/index.html

    (上川中部森林管理署 地域林政調整官 川崎)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271