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北海道森林管理局

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    森の撮っておき!

    北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです

    森の動物たち

    サクラマスの秋(平成30年9月10日(月曜日)撮影)

    連日の台風等による豪雨及び平成30年北海道胆振東部地震など自然災害が続き、被災された皆さまにおかれましては心からお見舞い申し上げます。

    先日、事業箇所の巡視中に林道沿いの川でサクラマスを見つけました。
    サクラマスは他のサケ類とは異なり、春に海から遡上して長い期間、川で生活し、秋になると産卵して一生を終えます。
    孵化した稚魚は海に下り、再び川に戻ってきます。

    じっとたたずむサクラマス
    じっとたたずむサクラマス

    体は傷だらけで、山奥まで遡上するのに疲れ切ったのか近づいても動こうとはせず、どこか遠くを見つめていました。

    しかし、その姿にはむしろ自然の中で生きる強さを感じ、自らも負けずに逞しく生きていかなければいけないなと、諭されているように思えました。

    (網走中部森林管理署業務グループ一般職員)

    歓迎してくれたのは・・・?   平成30年8月24日(金曜日)撮影

    この日は旭川市シニア大学講座の一つ「外国樹種見本林で学ぶ」を外国樹種見本林で実施しました。

    樹木説明
    樹木説明の様子

    当日は天気にも恵まれ、散策日和となりました。散策をしていると、見本林の歓迎者が現れました。それは・・・

    エゾリス

    エゾリスです。まるで「ようこそ」と言っているかのような表情です。

    今回の散策は、このように終始和やかなムードで行われました。


    旭川シニア大学講座「外国樹種見本林で学ぶ」についてはこちらにも掲載しています。

    (上川中部森林管理署  地域林政調整官)

    エゾオオマルハナバチの飛来(平成30年6月21日撮影)

    ドローンを飛ばそうとしていたら、どこからかエゾオオマルハナバチが飛んできました。

    飛んできたハチ

    エゾオオマルハナバチは、日本では北海道だけに見られる種類のミツバチです。
    頭部の襟巻きがクリーム色でしっかり見えることと、おしりが黄色いのが特徴です。
    後ろ足に立派な花粉団子を付けているので、蜜を集め終えて巣に帰る途中の寄り道でしょうか。

    止まっているハチ

    プロペラの中心を入念に調べていますが、残念ながらそこから蜜は出ません・・・

    観察中のハチ

    調査の邪魔にならないよう静かに観察していましたが、しばらくして満足したのか、飛び去っていってしまいました。



    (西紋別支署  大山)

    「自分のゴハンは自分でとってきなよ」(平成30年6月12日撮影)

    知床森林生態系保全センターでは、関係機関が連携して行うヒグマトレンド調査(※)に取り組んでいます。

    当日は、調査開始前の研修としてカムイワッカの滝~ルシャ地区間の林道において

    ヒグマの糞の見分け方などを知床財団よりご指導いただきました。

    糞の内容物は主に草本類 
    糞の内容物は主に草本類でした

    研修の合間に昼ご飯を食べていたら・・・

    キタキツネ
    キタキツネが近づいてきました。

    どうやらご飯を分けてほしそうです。

    おねだりキタキツネ

    近づかれても困るので、追い払いをしたら逃げていきました。

    これから知床だけでなく道内各地でも夏の観光シーズンの到来とともに多くの野生動物が見られることと思います。

    かわいいおねだりをされても決して食べ物を与えないようお願いします。
     
    食べ物を与えることで人に慣れてしまい、結果的に交通事故を引き起こしたり、人里に出現することで駆除対象になったりと動物たちを早死にさせ、生態系のバランスを乱します。
     
    キツネやヒグマなど野生動物は我々のペットではありません。

    どうか人間の身勝手で失われていく命が一匹でも減りますように。


    (※)ヒグマトレンド調査・・・知床半島のヒグマの個体数の動向を把握することを目的に、知床財団及び環境省、北海道、斜里町、羅臼町、標津町、林野庁が連携してヒグマの糞カウント調査や自動撮影カメラ調査等を行っています。調査の様子はこちらをご覧下さい。



    (知床森林生態系保全センター辻)

    ヒグマの親子(平成30年4月16日(月曜日)撮影)

    西紋別支署では、平成29年7月7日からエゾシカの動向調査のため、林道に自動撮影カメラを設置しています。

    データの整理を行っているときに、少し怖くて、とてもかわいい写真が撮れていましたのでご紹介します。

    ヒグマの親子4頭
    母熊と3匹の子グマ

    今年の春まで、写ったことのない個体だったので、おそらく冬眠中に産まれた子グマたちだと思われます。

    ヒグマは、6~7月に交尾を行い、1月上旬~2月に冬眠中の巣穴の中で出産するそうです。

    産まれてくる子グマの頭数は、母熊の栄養状態により、たいてい1~2頭と言われていますので、母熊の栄養状態がとてもよかったことが伺えます。

    子グマを拡大
    子グマの部分を拡大

    冬眠明け、初めてみる外の世界はどんな風に子グマたちの目に映ったのでしょう。

    1歳半~2歳頃に独り立ちするらしいので、もう何度かその愛らしい姿がカメラに写るかもしれません。

    子グマの近くには母熊が居る可能性が高く非常に危険なので、むやみに近付いてはいけません。
    4~6月には、山菜をエサとするヒグマと行き会ってしまうこともあります。
    山菜採りなどで入林する際には熊避けの鈴を携帯するなど、十分な注意をお願いします。



    (西紋別支署総務グループ一般職員)

    エゾライチョウ(平成30年4月25日撮影)

    道内も昼間はすっかり暖かくなり、気象庁では426日に札幌での桜の開花を観測し、季節は春真っ盛りへと足早に進んでいます。

    先日、林道を車両で走行していると、2羽のハトほどの大きさの鳥がトコトコと道を歩いているのを見かけました。

    エゾライチョウ
    林道を歩くエゾライチョウ

    エゾライチョウです。道内の森林に生息しており、地元の人は「ヤマドリ」とも呼びます。

    春は繁殖の季節。つがいで仲良く歩いているのが、なんとも微笑ましい限りでした。



    (網走中部森林管理署業務グループ一般職員)

    家に響く不思議な音の正体(平成30年4月7日(土曜日)撮影)

    新年度を迎え、新しい環境での生活や仕事が始まった方々も多いかと思います。

    期待と不安の入り混じる春の到来ですが、まだまだ北海道は「東風凍を解く(はるかぜこおりをとく)」季節といったところです。

     

    ところで、投稿者はこの季節の変わり目に、一人怪奇現象に悩まされていました。

    朝5時頃、部屋の外から一定のペースで聞こえる「ドロロロロ…」という金属音。

    投稿者の住む公務員宿舎は築40年近くで、最初はついに通風口などにガタが来ているのかなと気にせず、過ごしていました。

    しかし、日に日に異音のスパンが短くなり、我慢の限界。様子を見るために窓を開けると、部屋の壁から何かが飛び去る影が投稿者の前をよぎりました。

    向かいのハリエンジュ(ニセアカシア)の木をよく見ると。


    アカゲラ
    ハリエンジュにとまるアカゲラ(4月7日撮影)

    アカゲラです。北海道では住宅街でも普通に見ることができる、お馴染みのキツツキの仲間です。部屋のストーブの通風口をドラミングしていたのが原因でした。

    私の部屋をつついても、家はできないし、エサも出てこないよ。

    北海道の大自然を改めて感じた、休日の朝でした。

     

     

    (網走中部森林管理署業務グループ一般職員)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271