北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2011年4月)
一風変わったキノコも顔を出しました!(2011年4月30日撮影)
早春の野幌森林公園(江別市ほか)に早春の花を撮影に行ったところ、歩道脇で大きな梅干しのようなものを見つけたので、落ち葉をどけてみると、一風変わったキノコが出てきました。
図鑑で調べたところ、猛毒と言われているシャグマアミガサタケ。
猛毒なのに、ヨーロッパの一部では食べる習慣があるとのこと・・・恐ろしい!
(投稿者:保全調整課長 荻原 裕)
桜前線、函館に上陸! (2011年4月28日撮影)
旧函館営林支局前庭(現函館協会病院)の紅梅とチシマザクラが開花しました。
去年は5月6日にほぼ満開でしたが、今年の紅梅はもう八分咲き状態です。
チシマザクラはぷっくらした蕾がほとんどですが、一部がほころびかけた感じです。
今後、各地から桜便りが届くことでしょう。
(撮影者:駒ヶ岳・大沼森林環境保全ふれあいセンター 所長 後藤 光生)
春の小川(2011年4月28日撮影)
森林パトロール中に、小川にミズバショウとエゾノリュウキンカが静かに咲いていました。
曇り空の下でしたが、白と黄色がとてもきれいだったので撮ってきました。
林道の雪が解け、夏山の事業が始まろうとしている直前の静かな森の光景です。
(投稿者:渡島森林管理署 長万部森林事務所 森林官 小林 亜美)
開花準備(2011年4月26日撮影)
札幌市にある石狩地域ふれあいセンター にある桜です。
なかなか暖かくなりませんが、木々は着実に開花の準備をしています。
(投稿者:石狩地域森林環境保全ふれあいセンター 自然再生指導官 佐藤 充)
雪解けの季節(2011年4月21日撮影)
三段滝:芦別市にある「三段の滝風景林」において、現在、雪解け水により豪快な滝の流れが見られます。
宮島沼:美唄防風林に囲まれている宮島沼には、4月20日現在、62,000羽のマガンが飛来しています。
もう少しで北に向けて旅立ってしまいますので、早めの見学をおすすめします。
(投稿者:空知森林管理署 流域管理調整官 菊地 浩司)
ポロト自然休養林のミズバショウ (2011年4月19日撮影)
ポロト自然休養林では雪解けがすすみ、ミズバショウがようやく咲き始めてきました。
写真は、4月19日現在の、植物観察用浮橋「いざない橋」からの光景です。
見頃は、これから迎えるゴールデンウィークあたりでしょうか。
(投稿者:胆振東部森林管理署 流域管理調整官 東本 祐司)
えりもの春(2) ~成長~
治山事業所がある「えりも本町」は、本日晴れ、気温11℃、風速9m。
やっと春らしい暖かさになり、気分は向上、仕事にも気合が入ります。
暖かくて歩くのも気持ちいいだろうなと思い、現場へ向かいました。
が、しかし!
国有林がある「えりも岬」に着くと、
濃い霧、気温3℃・・・
15キロしか離れていないのにこの違い・・・
さすが、年濃霧発生日数100日以上のえりも岬。
ちょっとがっかりしながら歩いていると、足元に小さな黄色を発見。
たった一つ、ぽつんと小さなタンポポが咲いていました。
やっぱり、春は近くまでやってきているのだなとうれしくなりました。
そして、先日見つけたフキノトウを見に行くと、スクスクと立派に成長していました。
日々姿を変えていく自然は、私たちに一早く春の訪れを教えてくれますね。
成長したフキノトウ
先日(3月18日)見つけたフキノトウ
(投稿者:日高南部森林管理署 えりも治山事業所 主任 志田 有里絵)
春の訪れ(2011年4月14日撮影)
森林の中では残雪がまだ多くある中、ゆっくりと春が訪れています。
フクジュソウ(福寿草)が並んで咲いていました。
春を告げる花の代表で、旧暦の正月頃咲き出すことから新年を祝う花として、めでたい「福寿」と付けられたそうです。
(投稿者:石狩地域森林環境保全ふれあいセンター 自然再生指導官 森本 和則)
樹木博士認定常設コースに春の訪れ(2011年4月12日撮影)
七飯町西大沼にある樹木博士認定会常設コースに草花の季節が訪れました。
キクザキイチゲやエゾエンゴサクが既に咲き、やがてキタコブシやエゾヤマザクラ、カスミザクラなど色とりどりの花々が目を楽しませてくれます。
もう盛りを過ぎかけているキクザキイチゲ。
コース内では余り見かけないフクジュソウが一株だけ、寂しそうに咲いていました。
エゾエンゴサクも一株だけ咲いています。
あと一週間もすると、沢山の仲間が出来ることでしょう。
(投稿者:駒ケ岳・大沼森林環境保全ふれあいセンター 所長 後藤 光生)
待ち焦がれた春(2011年4月7日撮影)
大雪に見舞われた冬も終り、待ち焦がれた春がやってきました。
せたな町では、ミズバショウは開花まであと一息と言った感じです。
気温がぐんぐん上がっていくと、森林内でも多様な動物が活発に動き出してきます。
昆虫達も本格的に動き出しました、写真はシータテハと言います。
写真では確認できませんが翅(はね)の裏側にアルファベットの「C」の模様があることから、 ちょっと変わったこの名があります。
シータテハなど雪解け直後から動き出すチョウの殆どは、 成虫で越冬したもので、タテハチョウの仲間に多いです。
蛹で越冬するモンシロチョウはタテハチョウに後れをとり、 おおよそ桜前線通過時期に飛び交う姿が見られることでしょう。
水辺も一気に賑やかになりました。
写真はエゾアカガエル、手前がメスで奥がオスです、
ゲロゲロとは鳴かず、ククォァククォァと鳴きます。
学名はRana pirica、Ranaはアカガエルを意味し、piricaはアイヌ語の「美しい」もしくは「良い」と言う意味があります。
学名にしては珍しく発音しやすく、覚えやすく、意味も何となく分かる気がします。
カエルの話なのに蛇足ですが、 懐かしのアニメ『けろっ子デメタン』ではヒロインの名前が「ラナ」タンと、 何とも凝った名前がついていました。
こちらはエゾサンショウウオの産卵風景です、
エゾサンショウウオはコイル状の卵嚢(らんのう)に卵が入った状態で産みます。
この袋の中にはいわゆるカエルの卵と同じような卵が入っています。
流れのある水域に産卵するため、 動きがとれない卵の時期に下流まで流されてしまうのを防ぐために、 コイル状の形で水草などに絡まるためにこのような形状をしていると言われています。
エゾサンショウウオの卵嚢や幼生は比較的頻繁に目にすることは可能ですが、 成体は産卵期の一個所に大量に集まった時以外の時期に姿を拝むことは非常に稀です。
産卵期以外の時期の成体は森林内の腐葉土の中など、 地中生活に近い様な生活形態となるため、 目にするタイミングは非常に少なくなってしまいます。
成体の野生の姿を見たいのであれば、いまこの時期の水辺がチャンスです。
(投稿者:渡島森林管理署 若松森林事務所 森林官 山田 晴康)
復活ののろし(2011年4月1日撮影)
しばらくお休み状態だった羅臼の間欠泉がこのところ元気です。
ここは、羅臼市街から知床峠へ向かう町はずれ。市街と国有林のちょうど境目にある間欠泉です。
あまり知られていないのは、ずいぶんと長くお休み状態にあったせいでしょう。
最後に吹き上げを見せていたのが2008年の12月ということなので、約2年ぶりの復活です。
今はまだ寒いので、ほとんど蒸気の雲しか見えませんが、 30~40分の間隔で「シュンシュンッ!」と4mほどの高さまでお湯を吹き上げています。
こちらが噴出口の様子。石積みの真ん中に穴があいています。湯温を測ってみると95℃もありました。
かつては8mまで吹き上げていたこともあったと聞きましたが、今後どうなっていくのでしょうね?
それにしても、突然止まってしまったり、また吹き出してみたり、地面の下のことって本当に予測もつかないことばかりです。
(撮影者:根釧東部森林管理署 羅臼森林事務所 森林官 畑田 健吾)
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