北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2010年)
270年前の炭化木を発見(2010年11月28日撮影)
1739年の樽前山噴火の際に、火砕流で蒸し焼きになったと推測される炭化木が、樽前山麓で発見されました。
雪が降る中、この炭化木を環境省支笏湖自然保護官事務所と合同で搬出しました。
搬出された炭化木は最大直径34cm、長さ40cm、重さは27kgもありました。
200年以上も昔のことですが、大規模な噴火の様子が手に取るように感じ取ることができます。
この炭化木は支笏湖ビジターセンターに展示されています。
(投稿者:石狩森林管理署 支笏森林官 西尾 悠佑)
ヒグマの糞(2010年11月4日撮影)
国有林と民有地との境界を巡視中に発見したヒグマの糞です。
境界であることを示す「境界標」の上にのっていました。
境界歩道は草を刈っているので、クマにとっても歩きやすい道なのでしょう。
この時期ドングリなどの木の実がたくさん落ちていますが、このクマの糞の中にもドングリの一部が確認できました。
クマに限らないことですが、動物の糞をよく観察してみるとその動物が何を食べていたのかがよくわかります。
また、動物が植物の種を食べて移動し排泄することによって、糞の中に残っていた種がやがて発芽します。
植物にとって生育域を広げることは、子孫をより多く残すための重要な戦略のひとつです。
このように糞を見ることによって、動物と植物の持ちつ持たれつの関係を知ることができます。
糞と言うとどうしても汚く聞こえてしまいがちですが、見方を変えてみると様々なことが学べるとても大切なしるしなのですね。
それにしても境界標に排泄するとは、とんでもないクマです。
(撮影者: 檜山森林管理署 濁川森林事務所 森林官 中田 亘 )
晩秋の洞爺湖へ Part 2(2010年11月7日撮影)
静かな湖畔に昇る朝陽と朝靄に霞む中島。
風もなく、まぶしい朝陽で気持ちのいい朝でしたが、暖かい週末も今年はこれで最後でしょうか。
朝の洞爺湖と中島(洞爺湖町曙公園から)
(投稿者:保全調整課 保全調整係長 中鍵 貴之)
晩秋の洞爺湖へ Part 1(2010年11月6日撮影)
週末の好天に誘われて洞爺湖へ出かけてみました。
展望台から見下ろす洞爺湖は、夕陽にしっとりと照らされていました。
湖では美しい紅葉を眺めながらゆっくり散歩する人たちやサイクリングで湖畔一周する人たちが、晩秋の休日を楽しんでいました。
展望台から見下ろす洞爺湖(洞爺湖町サイロ展望台)
夜は満天の星空の下に中島のシルエットがクッキリと。
洞爺湖と星空の下の中島(洞爺湖町曙公園から:シャッター開放30秒で撮影)
(投稿者:保全調整課 保全調整係長 中鍵 貴之)
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