北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2010年)
木漏れ日(2010年6月30日撮影)
ホオノキ
オニグルミ
アカイタヤ
森林パトロール中に、木漏れ日の降り注ぐ森の中を見上げてみました。
気温の上昇により夏を思わせる日々が続き、木々は葉を大空に向かって広げ、太陽の日差しを十分に浴び輝いています。
(撮影者:北空知支署 深川森林事務所 首席森林官 菅野 聖志)
幻の滝(羅臼岳)(2010年6月29日撮影)
知床の山々にも夏がやってきました。
ここは羅臼岳の羅臼側登山道、屏風岩というところです。
夏とはいいながら、まだここの登山道は上部が雪渓に埋もれていて、登り降りにはアイゼンが欠かせません。
雪渓を上から見ると…ほらこーんな感じです。ちなみに中央の点が私です。
この屏風岩、上部に雪渓の残る初夏の一時期、それも昼間の間だけ滝が現れるのです。地元のガイドさんたちは「幻の滝」と名付けています。
滝の水量は、時間や天候によっても大きく変わり、文字通り幻に終わる日もあります。
この日も、朝は滝など全く見られず、作業が終わった昼過ぎに下ってきたら滝が3本出現していました。
これがこの日一番流量のあった滝です。落差は30m近くはあるでしょうか。
中央にかかる虹が美しいアクセントですね。
もし来られるときには、十分な準備と注意をしておいでください。
(根釧東部森林管理署 中澤・大野)
円山に登ってきました(2010年6月20日撮影)
週末に、子どもと一緒に札幌市内にある円山(国有林)に登ってきました。
標高は225.4m、麓の案内板によれば山頂まで1km足らずの行程にすぎませんが、ミズナラやカツラ、シナノキ、センノキなど緑に囲まれた気持ちのよい歩きが楽しめます。
山頂では、子どもは景色に見入っていました。見慣れた街並みをいつもと違う角度から眺めたためでしょうか…?
当日は、下は幼稚園児から上は定年退職後と思われる方まで、幅広い世代の方々が登っていました。大都市の中にあって、市民が手軽に森林浴や眺望を楽しめる素晴らしい山です(とはいえ、油断をすれば事故に遭いかねない点は本格登山と何ら変わりませんので、十分ご注意を!)。
(投稿者:業務調整課 調整係 石崎 峰孝)
暑寒別岳にも登山シーズン到来!(2010年6月19日撮影)
道内各地で登山シーズンが到来しています。
増毛町にある暑寒別岳(1,492m)も開山式を迎え、各関係機関のみなさまと一緒に登山の安全を祈願しました。
暑寒別岳山頂付近のお花畑では、増毛山地の固有種であるマシケゲンゲが咲いていました。
これからもっとたくさんの高山植物や素晴らしい景色が私たちを楽しませてくれそうです。
(投稿者:留萌南部森林管理署 増毛森林事務所森林官 小林龍雄 )
よみがえれ!「野幌の森」2010(2010年6月14日撮影)
初夏の日差しの中でボランティアの皆さんと下草刈りをしました。
台風のあとに植えた木々は、ボランティアの皆さんの愛情をたっぷり受けてすくすくと育ってます!
(投稿者: 石狩地域森林環境保全ふれあいセンター 所長 志鎌 睦)
ノビネチドリ(2010年6月13日撮影)
初夏の暑い日差しの中、今年度2回目の森林づくり塾を開催した七飯町軍川(いくさがわ)のカリマ国有林で、人目を避けるようにひっそりと咲いたノビネチドリを見つけました。
(投稿者:駒ヶ岳・大沼森林環境保全ふれあいセンター 自然再生指導官 窪田秀幸)
ユキザサの花(2010年6月9日撮影)
厚沢部町の林内でユキザサを見つけました。
別名アズキナといい、若芽や葉は食べることができます。
春の山菜として有名なアズキナですが、花が咲いた姿もとてもかわいらしいですね。
(投稿者:檜山森林管理署 鶉町森林事務所 森林官 中田 亘)
黄色い大地(2010年6月7日撮影)
2週間ぶりに天候の回復した道東地方。別海町内の草地は一斉に花開いたタンポポでまっ黄色に染まりました。
どこまでも広がる黄色の草原と、どこまでも続く防風林の緑の帯が、根釧台地の春の風物誌です。
花としては全く珍しくもないタンポポも、これだけのスケールで咲き揃うと壮観です。
でも、このタンポポ、実は畜産農家の方々や牛たちにとってはありがたくないものなんだそうです。苦くって牛たちも食べない…。
景観的にはとても美しい黄色のじゅうたんのようですが、このような所には放牧された牛たちもやってこないそうです。
かくして、天敵?のいないタンポポは、種子を飛ばして大地という大地にはびこって…いくかと思いきや、防風林内には入ってきません。
防風林内は少ない日照でも生活できる笹が大地の主役です。まるでトラクタ道を挟んで、笹とタンポポがにらみ合いをしているようです。これも自然の中のバランス、棲み分けなんですね。
(撮影者:根釧東部森林管理署 別海森林事務所 森林官 海富 教嘉)
ササの開花(2010年6月7日撮影)
道北の士別でも田植えが終わったところですが、山ではクマイザサの花がたくさん咲いていました。
イネ科であるササは開花の周期が40~60年と言われていますが、稲と似た花でその実も精米して食べることができるそうです。
開花後は枯死することもあるようですが、この場所は木を育てるときの厄介者であるササをどのように抑制するかについて調べている試験地であり、データに影響しないか心配しています。
(投稿者:森林技術センター 森林技術専門官 真庭 利明)
残雪の残る雄鉾岳(2010年6月6日撮影)
晴天に誘われ、雄鉾岳(999m八雲町)に登ってきました。
登山道脇を流れる沢水は涼しく、オオサクラソウの花が満開になっていましたが、山頂付近は残雪が残っていました。今年は道南も雪融けが遅いようです。
(撮影者:渡島森林管理署 業務第一課長 穂積 玲子)
崕山モニター登山会の準備(2010年6月5日)
崕山(きりぎしやま、1,066m、芦別市)のモニター登山会実施前のルート準備に参加しました。
崕山には希少な高山植物があり、盗掘により回復が見込まれないため、全国でも珍しい入山規制をしている山です。
春に行われる崕山自然保護協議会主催のモニター登山会のみが、一般の登山者に開放されています。(今年度分の募集は終了しています)
沢地を登山ルートにしているため、危険箇所にロープを設置しています。
崕山の頂上付近です。ここにもたくさんの高山植物がありますので、モニター登山者が入り込まないように立入禁止区域を設置しています。
空知森林管理署では、崕山の希少な高山植物保護のため、林道ゲートや盗掘防止看板の設置などの活動を、芦別市および崕山自然保護協議会と連携しながら行っています。
来年度以降のモニター登山参加については、芦別市役所農林課までお問い合わせください。
(撮影者:空知森林管理署 流域管理調整官 菊地浩司)
森林管理署への訪問者(2010年6月2日撮影)
6月2日、カルガモの親子が、八雲町にある渡島森林管理署庁舎の脇を歩いてきました。
近くの川に住んでいるようで、雛を引き連れながら署の敷地を横切り歩いて行きました。
雛がすべて無事育つことを祈っています。
(投稿者:渡島森林管理署 総務課長 渡邉淳一)
レブンアツモリソウが咲きました(2010年6月1日撮影)
レブンアツモリソウは、日本最北の離島・礼文島にしか自生しない貴重なラン科の植物で「絶滅の恐れのある国内希少野生動植物種」に指定され、地域のみなさんと関係機関等が連携し大切に守り育てています。
林野庁が「植物群落保護林」に設定している、礼文島北部の鉄府(てっぷ)地区の群生地では、今年は春先の天候不順の影響で昨年より10日ほど遅い、5月29日頃から数株が開花し、クリーム色の可憐な花々が見学に訪れたみなさんの目を楽しませてくれています。
撮影当日は、開花しているものはまだ小数でしたが、群生地内にはたくさんのつぼみを持った株が少しずつ開きかけており、気温の上昇と共に、開花のピークを迎えそうです。
(保全調整課 保全調整係 中鍵貴之)
お問合せ先
総務企画部企画課
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