
黒曜石ジオツアー2026への参加
【網走西部森林管理署】
令和8年9月27日(日曜日)、白滝ジオパーク推進協議会による「黒曜石ジオツアー(赤石山山頂コース)」が開催されました。当ツアーは、2023年に国宝に指定された「北海道白滝遺跡群出土品」や白滝ジオパークについて学ぶことができるツアーです。
網走西部森林管理署と白滝ジオパーク推進協議会はジオパーク活動について協定を結んでいます。赤石山を含め、黒曜石の主要な産地は、国有林内にあることから、参加者の皆さんに、黒曜石や石器の歴史を学んでもらうと同時に、国有林に対する理解を高めてもらうために、網走西部森林管理署もツアーに同行しました。
まずは遠軽町埋蔵文化財センターで黒曜石の誕生の歴史や黒曜石ギャラリーを見学します。出土した黒曜石の石器が美しく展示されています。白滝地区が日本有数の石器製造の拠点であり、最も古い石器は3万年前のもので、その後約2万年かけて石器の形がより緻密なものへ進化したとの説明がありました。
国宝に指定された石器群について説明を受ける参加者
続いて、赤石山山頂に向かうため、急な傾斜の林道を上っていきます。赤石山の標高は、1,147メートルなので、バスから見える植生が徐々に変化していきます。バスの中で、ジオガイドによる黒曜石の説明と合わせて、周りの森林の様子の説明をさせていただきました。
最初はミズナラやカツラ、トドマツが中心だったのが、ダケカンバやアカエゾマツ、ナナカマドが主体となり、山頂付近ではハイマツが現れてきます。黒曜石を材料とした石器が大量に作られた3万年前には、ハイマツが広がる景観が見られ、黒曜石の露頭が、遠くからでも良く見えたことでしょう。
赤石山山頂付近に分布するハイマツ
途中から車両を降りて徒歩で移動し、林道の法面に露出した黒曜石の塊を見ながら山頂へ進んでいきます。足元にも黒曜石がごろごろしており、まさに黒曜石の山といった感じですね。黒曜石に関する雑談をしながら、和気あいあいとした雰囲気で林道をのんびり歩きました。
バスの中での話で森林に興味がわいたのか、樹木に関する質問もたくさん出ました。

黒曜石が露出する林道のり面
赤石山山頂です。かつて、建設資材(パーライト)として利用するため、黒曜石の採掘が行われていた場所です。ここでは、赤茶色が混じった独特の黒曜石がありました。酸化した鉄分の色とのことです。黒曜石には、その名のとおり、黒い黒曜石のほかにも、赤色、灰色、虹色の黒曜石もあるとのことです。
今回のツアーでは、ジオガイドによる黒曜石や石器の話に加えて、森林や樹木の話もさせていただきましたが、ありがたいことに、参加者のアンケートの中にも、「森林管理署職員による森林の話が聞けて良かった」との回答もありました。
今年度の黒曜石ジオツアーは、今回が最後ですが、来年度以降も、積極的にジオツアーに同行して、国有林をPRするとともに、地域振興に貢献したいと思います。
ツアーを担当したジオガイド2名と網走西部森林管理署職員
(網走西部森林管理署)
お問合せ先
総務企画部 企画課
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