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北海道森林管理局

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    各地からの便り

    公益財団法人オイスカがえりも岬国有林を視察

    日高南部森林管理署


    令和8年7月13日(月曜日)と翌14日(火曜日)に、公益財団法人オイスカから職員2名が訪れ、えりも岬国有林を視察しました。
    公益財団法人オイスカは、アジア・太平洋諸国を中心に農業の技術指導や緑化など地域開発協力を行ってきた国際協力NGOで、2011年からは宮城県名取市で東日本大震災復興支援として海岸林再生プロジェクトを実施しています。植栽が完了し、海岸林の造成は一つの節目を迎えたとのことですが、今後「海岸林の保全」や「地域との連携」に関してえりも岬国有林の取組を参考にできれば、ということで今回の視察が行われました。

    13日は、えりも町林業総合センターでえりも岬緑化事業の概要説明としてDVDの視聴および資料説明を行いました。かつては砂漠のような状態であった土地を森林へと変えていった歴史から、現在行っている施業や地域との協力体制まで、質疑応答を交えながら幅広く説明しました。
    また、こちらも名取市での海岸林再生プロジェクトについての説明を受け、えりも岬国有林とは全く異なる環境での海岸林造成の実状について知ることができました。名取市ではクズ等のつる性植物の繁茂やマツ材線虫病をはじめとする病虫害など、えりも岬国有林にはない多くの課題に直面しているようでした。


    えりも岬緑化事業の概要説明


    展示物を前に説明・質問回答

    翌14日には、現地視察を行いました。濃い霧が立ち込める生憎の天気ではありましたが、広葉樹の天然更新が旺盛なエリアや樹下植栽を行った箇所など、先方の希望に沿った箇所を数か所案内しました。
    暴風塩害によるクロマツ枯損箇所では「潮に強いと言われるクロマツであっても、繰り返しの塩害には耐えられないのだと実感した」との感想を。また、同じエリア、同じ土壌にも関わらずクロマツに生長差が見られた箇所では、「日照時間や風の当たり方・抜け方が大きく影響しているのではないか」とのご意見もいただき、双方にとって有意義な現地視察となりました。

    二日間に渡る視察を通し、同じ海岸防災林事業に取り組む立場として、こちらも名取市での取組を学ぶことができ、大変勉強になりました。
    えりも岬国有林と名取市では環境や地域との関わりなど様々な状況の違いがあり、こちらで紹介したえりも岬国有林の取組をそのまま取り入れることは難しいかと思ったところですが、海岸防災林事業の1つの形として今後の参考になることを期待しています。


    (えりも治山事業所)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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