
「森と湖のまち」で未来につなげる森林づくり~佐呂間町で植樹祭と植樹祭前木育授業を行いました~
【網走中部森林管理署】
佐呂間町と言えば…
サロマ湖のホタテ・カキ・ホッカイシマエビ!
広大な畑で生産されるカボチャ!
のどかな牧草地で育ったサロマの和牛!
四季折々のサロマ湖の絶景!
毎年6月に行われる“サロマ湖100kmウルトラマラソン”!
そんな魅力あふれる佐呂間町ですが、実はもう一つ忘れてはいけないものがあります。
それは「森」です。
サロマ湖や水産・農産物のイメージが強い佐呂間町ですが、実は町のキャッチフレーズは「森と湖のまち」。
この森林を未来につないでいくために、今年も佐呂間町で植樹祭が開催されました。
その本番に先立ち、植樹祭2日前の令和8年6月9日(火曜日)、佐呂間小学校には佐呂間町役場と網走中部森林管理署、若佐小学校にはNPO法人佐呂間町観光協会が講師として赴き、両校をオンラインでつなぎながら“植樹祭前木育授業”を行いました。
まずは、佐呂間町観光協会が「サロマ湖では、どうして美味しくて大きなホタテができるのか?」という問いかけで児童の心をつかみます。
児童からは「山からの栄養でプランクトンがたくさんいるから」との返答がありました。
さすがは、全国有数のホタテ生産量を誇る佐呂間町の小学生、ホタテ事情には相当詳しいようです。
【サロマ湖のホタテと森林の関係】
つづいては、佐呂間町役場経済課から、佐呂間町の森林面積についてのクイズが出題されました。
佐呂間町の陸地面積に占める森林の割合は………なんと56%!
小学生の正答率は8割程。森林が身近な存在として意識されていることがうかがえます。
【佐呂間町の森林率は??】
最後に、網走中部森林管理署からは、植樹祭で植えるミズナラとエゾヤマザクラの特徴、苗木の植え方について説明しました。
ミズナラやサクラの活用例として、「しいたけのほだ木」「さくらもち」を紹介すると、「今日の給食にしいたけはいってるかな」「さくらもち好き!」といった声も上がり、木々をグッとを身近に感じてもらえたようすでした。
【ミズナラの葉っぱの特徴を説明】
メインとなる植樹祭は6月11日(木曜日)、佐呂間町啓生地区の牧場跡地で行われました。
植樹祭の前日までは、少し早めの“蝦夷梅雨”を思わせるようなぐずついた天気が続いていました。
それでも当日は、参加者の願いが届いたかのような見事な青空。
絶好の植樹祭日和となりました。
会場には、佐呂間町森林組合にご用意いただいたミズナラ1,000本、エゾヤマザクラ100本の苗木がずらり。
どの苗木もいきいきとした葉をつけ、植樹祭のスタートを今か今かと待っているようでした。
当日は、植樹祭前木育授業を受けた佐呂間小学校4年生25名、若佐小学校4年生3名を含む、100名を超える町民の皆さんが参加し、会場は大いににぎわいました。
また、植樹祭の協賛企業である森永乳業株式会社からは、佐呂間工場に加え、東京本社からも参加があり、地域と企業が一体となった植樹祭となりました。
開会式では佐呂間町長、網走中部森林管理署長、森永乳業株式会社部長の挨拶の後、記念標柱設置のセレモニーと参加者全員での記念撮影が行われました。
苗木の植え方については、オホーツク総合振興局東部森林室よりデモンストレーションが行われ、参加者の皆さんはこれから始まる作業に向けて真剣に耳を傾けていました。
【記念写真を撮影】
植樹作業では、網走中部森林管理署職員は小学生のサポートを担当。
木育授業でしっかりと予習し、当日に向けてイメージトレーニングを積んできた児童たちは、驚くほどスムーズに作業を進めていきます。
(児童A)「この葉っぱはエゾハルザクラだ」
(森林官)「惜しい!“ハル”じゃなくて・・・」
(児童B)「エゾ“ヤマ“ザクラだよ!」
(森林官)「正解!!」
そんな微笑ましいやり取りも聞かれ、木育授業で学んだことがしっかり(?)身についている様子も伝わってきました。
【協力しながら木を植えました】
参加者の皆さんの手慣れたスコップさばきのおかげで、1,100本の植樹がわずか1時間で完了しました。
植樹祭終了後は佐呂間町から記念品である木工品、森永乳業株式会社から飲料が配られ、参加者の顔には達成感と笑顔が見られました。
最後に、バスへ乗り込みながら
「これでサロマ湖の水がきれいになるね」
と笑顔で話す小学生たちの姿が印象的でした。
森と湖のつながりを、自分の言葉でまっすぐに受け止めたその一言に、会場にいた私たちも思わず心があたたかくなりました。
網走中部森林管理署では、今後も佐呂間町の皆さんと力を合わせて「森と湖のまち」の名にふさわしい豊かな森林を未来へつなぐための取り組みを進めてまいります。
(若佐森林事務所 森林官)
お問合せ先
総務企画部 企画課
ダイヤルイン:011-622-5228




