
仁木町での「冒険家と小さな春を探しに行こう!稜線ハイキング」に参加しました
【石狩森林管理署】
令和8年3月8日(日曜日)、世界的冒険家の舟津圭三さん(*1)を講師に迎え、赤井川村の小中学生とともに、総勢17名でスノーシューを履いた冬山散策を行いました。
本イベントは、森林環境教育のモニターツアーとして、森育(もりいく)事業企画委員会(*2)が企画したものです。赤井川村と仁木町の町村界にあたる国有林(冷水峠~恵比寿山~大黒山)を歩く計画であったことから、赤井川森林事務所の職員2名も参加しました。
当日はあいにくの悪天候により、稜線でのハイキングは中止となりましたが、内容を変更し、ワイナリー周辺の小山でのスノーシュー散策、ワイナリー敷地内でのスノーモビル体験、舟津さんの南極大陸横断の体験談を聞く、という3部構成で実施しました。
スノーシューを履いて散策に出発
スノーシュー散策では、広葉樹林と針葉樹林の両方を歩きながら、樹種の違いや、動物の顔のように見える冬芽、雪の上に残された動物の足跡などを観察しました。
シラカバの木の前で、舟津さんから「シラカバ樹液がほんのり甘く、煮詰めるとシロップになること」や、「木が水を吸い上げる力」についてのお話があり、参加者は質問を交えながら熱心に耳を傾けていました。
また、雪解けの小川では、小さな「ふきのとう」が芽を出しており、冬から春へ移り変わる自然の姿に触れることもできました。
カラマツ林の中を進みます
シラカバ樹液についての話
目の前の小山に向かって
山の上での集合写真
目指した小山は標高400m程度でしたが、吹雪の中でも山頂では360度遮るものがない景色が広がり、参加者全員が登頂の達成感を味わいました。
午後からは、犬ぞり用のそりをスノーモビルに取り付け、舟津さんの運転によるそりに乗車体験を行いました。子どもたちは交代しながら何度も体験し、歓声が絶えない時間となりました。当事務所の若手職員も体験しましたが、子どもたちと同じように楽しむ姿が印象的でした。
あわせて、犬ぞりがアラスカ州の州技であることや、犬にかける声の種類などについても教えていただきました。
スノーモビルとそり体験
その後は室内へ移動し、舟津さんが犬ぞりで南極大陸を横断した際の体験談を、写真や動画を交えて伺いました。気温がマイナス50度にもなる極限の環境や、吹雪の中で遭難し仲間に救助された際の写真など、命の危険と隣り合わせの冒険の様子に、参加者は真剣な表情で見入っていました。舟津さんからは、「さまざまなことに挑戦し、冒険する心を持ってほしい」というメッセージが子どもたちに贈られました。
最後に、舟津さんから子どもたちへサイン入りの著書を、また主催者側からはアニマルトラッキング(雪の中についた動物の足跡)の図鑑や、広報ワーキングチームが作成した「鳥獣登山戯画豆本」をプレゼントしました。
子どもたちからは、「スノーシューやスノーモビル、尻滑りなどいろいろな体験ができて楽しかった」「普段山に入る機会があまりないので、どれも新鮮で楽しかった」といった感想が聞かれ、大人も子どもも一緒に楽しめるイベントとなりました。
本イベントはモニターツアーとして実施したもので、参加者の意見を踏まえ、来年度から本格実施される予定です。今後も、より良い森林環境教育の機会となるよう、森林事務所も協力していきたいと考えています。
舟津さんが実際に南極で着用していた上着とビーバーの毛皮で作った手袋をつけて記念撮影(舟津さんは犬用ハーネスを着用)
(*1) 舟津さんは6か国からなる国際隊の一員として、犬ぞりによる南極大陸横断を達成した方で、現在は仁木町にあるNIKI Hills Wineryの総支配人をされています。
(*2) 森育(もりいく)事業企画委員会の構成員:合同会社キロロリゾート、(一社)赤井川村国際リゾート推進協会、(一社)DAC未来サポート文化事業団、(株)イースト・デイリー、NIKI Hills Winery、赤井川村
(赤井川森林事務所森林官)
お問合せ先
総務企画部 企画課
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