
令和7年度 民有林・国有林森林施業技術交流会の開催
【網走西部森林管理署】
令和7年10月28日(火曜日)、令和7年度民有林・国有林森林施業技術交流会を開催し、当署からは12名、オホーツク総合振興局西部森林室職員12名の計24名の参加がありました。
民有林・国有林森林施業技術交流会は、平成21年度から当署とオホーツク総合振興局西部森林室が、現地を交互に視察・意見交流を積み重ねてきています。
今年度は当署が主催し、今後機械下刈が可能な仕様で行った大型機械地拵箇所で行いました。
現場は、皆伐後に大型機械地拵え(全刈)を実施し、カラマツコンテナ苗を植栽した、「20林班は小班」と、複層伐後に大型機械地拵え(全刈)を実施し、トドマツコンテナ苗を植栽した、「10林班に小班」の2か所で行いました。
当日はあいにくの雪となってしまいましたが、当署の佐野署長より、国有林・民有林の連携と更なる林業の振興を願っての挨拶があり、技術交流会への目的意識が高まったところで一同現場へと向かいました。
「20林班は小班」では、積雪によりカラマツコンテナ苗は確認できなかったものの、参加者一同で周囲の苗木を雪中から掘り起こしてから現地概要の説明を実施しました。大型機械地拵えの仕様や、それぞれの造林現場の実情などについて、積極的に質問や意見が交わされました。
「10林班に小班」では、スキー場のようだとの意見も聞こえるほどの積雪の複層伐の見学となりましたが、一同関心をもって見上げました。地拵えの工程や廃根線の方法等について質問が挙がったほか、急斜面での地拵えの手法などについても盛んに意見が飛び交い、双方にとって学びのある交流となりました。
最後は、オホーツク総合振興局西部森林室の宮谷室長より閉会のご挨拶を賜り、技術交流会は終了となりました。季節外れの大雪に見舞われ、大変寒い中での開催となりましたが、活発な議論が展開され、実りの多い技術交流会となりました。
得られた意見や発見、事例などは、民有林・国有林それぞれの森林施業に反映され、オホーツク西部地域の林業の更なる振興に貢献できると考えております。
今後も、オホーツク総合振興局西部森林室と連携を図りながら、オホーツク西部地域の国有林の適切な森林整備に努めてまいります。
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