
砂坂海岸林で「江差北小学校グリーンスクール」を開催
【檜山森林管理署】
令和7年10月22日(水曜日)、江差町にある砂坂海岸林にて「江差北小学校グリーンスクール」を開催しました。
檜山森林管理署は、江差北小学校との間で「遊々の森協定」を結んでおり、その活動の一環であるグリーンスクールは、砂坂海岸林の役割を知ってもらい、森林とふれあいながら体験活動をすることで、自然を大切にする心と観察力を持ってもらう事を目指しています。
今年は、全校生徒44名が参加し、低学年(1・2年生9名)、中学年(3・4年生17名)、高学年(5・6年生18名)に分かれて、それぞれのプログラムを体験してもらいました。
開校式の様子
低学年グループは、2班に別れて「森のスタンプラリー」を体験してもらいました。森林の中を注意深く探索しながら、9か所のポイントに設けられた木や自然にまつわるクイズに答えてスタンプを集めるゲームです。
児童たちは肌寒い天候の中、元気いっぱいに森林の中を歩き回り、クイズを発見しては班の友達と相談して、正解を目指してがんばっていました。
相談しながらクイズに答える様子
スタンプを押している様子
中学年グループは海岸林内にある展示館で、種子や枝・木片などを材料にグルーガンや接着剤を使って軽工作を行う「森の仲間たち」に取り組みました。これは木工体験により創造力を高めながら、自然や森林に対する親しみを持ってもらうことを目的としたプログラムです。
けがややけどに気をつけながら、それぞれ自分が思い描いたイメージをさまざまな材料を生かして形にしており、完成した作品を得意気に見せ合っていました。
材料を選んでいる様子
様々な材料を組み合わせて作品を制作中



個性豊かな作品たち(一部)
高学年グループには、「ウッドボウリング」の自作体験をしてもらいました。
今回の材料として国有林から集めてきた様々な樹種について説明を受けた後、ノコギリを使って木を切りウッドボウリングに使用するピンを作成する体験をしました。
不慣れなノコギリに初めはやや苦戦しましたが、さすがは高学年、皆あっという間に慣れて手際よく切っていました。
道具が完成した後は、チームに分かれて実際に競技を体験してもらいました。狙ったピンをうまく倒すと歓声があがるなど、時間いっぱいまで楽しんでいました。
ノコギリで材料を切る体験
ウッドボウリングの説明を受ける様子
今年のグリーンスクールも多くの方々のご協力のもと、少し肌寒い中ではありましたが天候にも恵まれ、無事に開催することができました。
各体験活動も全体を通して活気があり、児童の皆さんにも楽しんでもらえた様子で安心しました。子どもたちから「来年もやりたい」という声もあり、木とふれあい親しみをもつことで、森林に関心を持ってもらうための良い機会になったと思います。
今後もこのような地域の方々とのイベントや体験活動を通じて、森林環境教育に力を入れていきたいと思います。
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