
対戦型森林散策「あみだクラッシュ」(幌加内小学校で森林教室を実施)
【空知森林管理署北空知支署】
令和7年10月3日(金曜日)、幌加内小学校にて、今年度の森林教室を実施しました。幌加内町の小学校では毎年1回、児童たちが自然とふれあう森林教室を開催しており、当日は森に子どもたちの元気な声が響き渡り、にぎやかな一日となりました。
今回のフィールドは、町内の幌加内湖近くにある「どんぐりの森」。この森はアカエゾマツの造林地で、周囲にはミズナラなどのドングリの木が豊かに育っています。そんな自然豊かな環境を活かし、今年は新たな試みとして、対戦型の森林散策レクリエーション「あみだクラッシュ」を考案しました。
あみだクラッシュとは?
造林地特有の「筋状の下刈り跡」を活用し、縦に2本の通路が並ぶ「あみだくじ」のような地形を舞台に、2班に分かれてスタート。必ず中央で出会う(「クラッシュ」と呼びます)構造を活かし、出会いのたびに「対戦」を行う形式です。各クラッシュ点でお題(対戦内容)に挑戦しながら、森(造林地)のてっぺんを目指して進みます。お題の例は以下のような内容で、子どもたちの創造力と観察力を引き出しました。
■ 葉っぱの大きさ対決:より大きな葉を探して勝負!
■ 枝の長さ対決:班員全員で枝をつなげて長さを競う。
■ 森のハンター対決:紙コップで虫などの生き物を捕まえる。大物やレア種を狙え!
■ 森のコーデ対決:葉っぱや枝、木の実などで代表者をコーディネート。
■ キノコの種類数対決:見つけたキノコの種類で勝負!
(上のお題のほかにも様々なお題を考え、カードにして用意しており、参加者に引いてもらって対戦内容を決定しました)

そして最後には、逆転のチャンスとなる「森のクイズ対決」。班員一人ひとりが挑戦し、正解数に応じて得点が加算される仕組みで、最後まで勝負の行方がわからないドキドキの展開となりました。
子どもたちの反応と今後に向けて
活動後のふりかえりでは、「楽しく自然とふれあえた」「クイズで森のことを学べてよかった」といった声が多く寄せられました。引率の先生からも「自然の中でのクイズはとても楽しく、子どもたちの学びにもつながった。プログラムのアイデアもとてもいいと思う」と好評をいただきました。
今回の取り組みを通じて、自然の中での体験が、子どもたちにとって「楽しい遊び」と「学びの場」の両方になり得ることを実感しました。一方で、実施してみて見えてきた改善点もあり、来年度以降はさらに工夫を加え、より魅力的で充実したプログラムを提供していきたいと考えています。
(業務グループ)
お問合せ先
総務企画部 企画課
ダイヤルイン:011-622-5228




