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北海道森林管理局

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    各地からの便り

    滝上町の『地元学(樹霊碑見学)』に参加しました

    網走西部森林管理署西紋別支署


    令和7年9月27日(土曜日)、滝上町および滝上町教育委員会の主催により、「地元学(樹霊碑見学)」が開催されました。この取組は、滝上町の自然・文化・歴史について、地域住民と関係機関が一緒になって学び、地域資源の魅力を再発見することを目的としています。当日は24名が参加し、滝上町文化センターを出発後、車で約30分の場所にある「樹霊碑」を訪れました。森林管理署からも職員3名が参加し、地域の皆さんとの交流を深める貴重な機会となりました。
    今回見学した、樹霊碑の場所
    今回見学した、樹霊碑の場所

    樹霊碑:昭和31年建立
    樹霊碑:昭和31年建立

    看板が設置
    訪れた「樹霊碑」は、昭和29年の洞爺丸台風によって発生した風倒木(強風で倒れた木々)に対する慰霊と、その木材を活用することで得られた恩恵への感謝の気持ちを込めて建てられたものです。現地には、風化して読みづらくなった碑文の内容を補足する看板が設置されており、先人たちの森林への思いが今も伝えられています。
    当時の状況や樹霊碑建立の背景について
    現地では、滝上町みどりの森林推進協議会の竹内さんから、当時の様子や樹霊碑建立の背景について丁寧な説明がありました。竹内さんのお話からは、自然災害と向き合いながら森林とともに暮らしてきた地域の人々の姿勢や、森林資源への感謝の気持ちがひしひしと伝わってきました。

    「国有林の管理」についての説明
    見学後は文化センターに戻り、森林管理署の佐藤森林整備官より「国有林の管理」についての説明がありました。森林が持つ公益的機能(水源涵養、土砂災害の防止、生物多様性の保全など)や、それらの機能を維持するために行っている施業内容について、写真や資料を交えながらわかりやすく紹介しました。参加者の中には深くうなずきながら話を聞く方もおり、森林への理解を深める機会となったようです。

    「国有林の管理」についての説明2
    今回の「地元学」を通じて、滝上町の歴史や森林とのつながり、そして国有林の役割について、参加者の皆さんに関心を持っていただくきっかけとなりました。森林管理署としても、今後も地域の皆さんと力を合わせながら、森林の保全と活用に取り組んでまいります。


    (事務管理官 桑原)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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