赤井川村立都小学校で森林教室を行いました
【石狩森林管理署】
令和7年9月17日(水曜日)、赤井川村立都(みやこ)小学校で3、4年生を対象にした森林教室を行いました。今回の森林教室は、都小学校4年の児童が新幹線工事現場を見学した際に、伐採されている森林について興味を持ったことを発端に「森林の役割等について話をして欲しい。」という小学校からの要望を受け、総合学習の時間において実施することになりました。
授業では、「(ア)森林について知ろう!(イ)森林のはたらきについて考えてみよう!(ウ)木を伐ることは必ずしも悪いことじゃない!」の3つのテーマに沿って、森林の機能や役割、北海道の森林の面積、森林の所有者(国有林と民有林)等について、楽しみながら理解できるよう、〇×クイズで解説しました。
〇×クイズの様子
また、隣の担当区の森林官にも協力してもらい森林官の装備や業務で使う道具(GPS、ドローン)の説明も行いました。子供たちからは、「腰回りにつけている鉈や鋸などの重さは?」「ドローンのバッテリーはどれくらい持つの?」などの質問が積極的に出されました。
森林官からの道具の説明
さらに、事前に児童から森林の被害に関する質問をもらっていましたので、それに答える形で森林に被害をもたらす要因となる動物(哺乳類)、昆虫、病原菌や気象条件などについても説明しました。3年生には少し内容が難しかったようでしたが、みんな一所懸命に聞いてくれました。
ハンノキハムシによる食害を観察中
最後に北海道森林管理局の広報ワーキングチームが作成した豆本をプレゼントしました。豆本は、楽しく安全に登山をしていただくために作成したものです。かわいい鳥獣戯画のイラストを見た児童のみなさんは、こちらが説明する前に豆本に夢中になっていました。
質問が多く出たこともあり、予定時間の45分間を大幅に超えての終了となりましたが、それだけ児童のみなさんに興味を持ってもらえたのだと思うと大変嬉しいです。
授業実施後のアンケートでは、「木が空気をきれいにしてくれることがわかりました。」「森林や木の大事さがわかりました。」「森林について新しく分かったことがあって勉強になりました。」という感想のほかに、「分かりやすくて楽しい授業でした。」といった嬉しい意見をもらうことができました。この授業をきっかけに、児童のみなさんにはさらに森林や林業、自然に対して自分で考えてもらえたら良いなと思います。
豆本については、北海道森林管理局のホームページ内に専用ページがあるので、興味がある方は是非下記リンクよりご覧ください。
https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/a/mamehon.html
(赤井川森林事務所 村瀬)
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