「ワッカ原生花園」で環境整備活動を実施しました
【網走中部森林管理署】
北見市常呂町にあるワッカ原生花園は、北海道遺産・網走国定公園等に指定されているオホーツク海とサロマ湖を隔てる日本最大級の砂州で、多くの草花が自生し野鳥の繁殖地となっており、エゾスカシユリの群落もみられます。
しかし、北米原産の外来種であるイタチハギが繁茂したことで原生花園の景観や生態系を損ねてしまっているため、昨年に引き続き令和7年9月3日(水曜日)にイタチハギの除去作業を行いました。(新型コロナの関係で令和元年から令和5年度まで活動休止していました。)
左:オホーツク海 右:サロマ湖
この日は、北林会(北見地区林野庁OB)・日本森林林業振興会旭川支部北見支所・北見林業土木協会・北見市常呂総合支所・当署職員の総勢45名で活動しました。
場所によっては、見渡す限りにイタチハギが繁茂しているような状況でしたが、ベテランの方(最高齢は93歳の方でした。)も多く、慣れた手つきでイタチハギを刈り取り、トラックの荷台に運んでいました。
除去作業の様子
右の方が93歳のベテランさんです
刈り取った総量は、今年は910kgと昨年の770kgを大きく上回る数字となりました。
なお、作業前に昨年の刈り取った箇所を確認すると、地際から10cm~20cmの高さで除去したものは、2m弱の高さに成長していましたが、地際で除去した物は、1m20cm程度、なかには成長が確認できないものもあり、切断する位置によって、翌年の生長に差があるようです。
地際で除去したイタチハギ
萌芽したイタチハギ
参加していただいた皆様のご協力により、予定どおり無事に作業を終了することができました。今回の活動で学んだ知見を参考に、今後ともワッカ原生花園の環境整備活動を続けて行きたいと思います。
(業務グループ 遠藤)
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