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北海道森林管理局

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    各地からの便り

    湧別町立芭露(ばろう)学園で森林教室を実施しました

    【網走西部森林管理署】


    令和7年8月21日(木曜日)、湧別町立芭露(ばろう)学園の児童を対象に、同校にて森林教室を開催しました。本取組は、芭露学園からの依頼を受けて毎年2回実施しているもので、当署からは、森林技術指導官ほか11名が参加しました。

    少人数のグループに分かれて、樹高の測定体験、グラウンドの土と森の土の比較実験を行ったほか、山や森林についてのお話をしました。

    樹高の計測体験では、まず2mのポールを参考にしながら測りたい木の高さをみんなで予想し、その後、測高器を用いて実際に測定を行いました。目視のみで正確に樹高を測るのは難しく、慣れが必要と言われていますが、予想を見事に的中させる児童も現れ盛り上がりました。

    測高器による測定では「スナイパーみたい!」との声も。
    測高器による測定では「スナイパーみたい!」との声も。

    グラウンドの土と森の土の比較実験では、それぞれの土に水を注ぎ、水がしみこむ速さと土が吸水できる量を観察しました。グラウンドの土と比べて、森の土は水がしみこむのが速く、吸水量が多いことがわかりました。当署職員より、森林には水を蓄える機能や土砂災害を防ぐ機能があることについて説明すると、児童たちはとても納得した様子でした。

    水の浸透の様子を観察。グラウンドの土(手前)にはなかなか水がしみこみません。
    水の浸透の様子を観察。グラウンドの土(手前)にはなかなか水がしみこみません。

    そのほか、山や森林について3つのお話をしました。

    山や森林について3つのお話

    山での森林管理の仕事についてのお話では、木が育つまでにかかる時間の長さ、必要な仕事の多さに驚き!下刈り作業で使う刈払い機のイラストを見て「見たことある!」とコメントする児童の多さに職員も驚きました。
    山にいる怖い生き物
    山にいる怖い生き物についてのお話では、本物のヒグマの頭骨も登場。みんな真剣に聞いていました。

    木の使われ方
    木の使われ方についてのお話では、「この木、家に生えてるかも!」「学園のあそこにあるよね」との声が上がりました。

    全体を通して、考えたことを積極的に共有してくれる姿が多く見られ、山や森林への興味関心の高さが伺えました。森林教室終了後のアンケートでは、次回の森林教室への期待の声も聞かれ、大変嬉しく思います。
    引き続き、森林や木にさらに親しんでもらえるよう取り組んでまいります。


    (瀬戸瀬森林事務所 宮田)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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