
謎解き系森林散策「グリーン・クエスト」(朱鞠内地区で森林環境教育イベントを実施)
【空知森林管理署北空知支署】
令和7年7月31日(木曜日)、幌加内町朱鞠内地区の「わんぱくの森」にて、森林環境教育イベントを実施しました。
この「わんぱくの森」は、これまで朱鞠内小学校の児童を対象にした森林教室のフィールドとして活用されてきましたが、朱鞠内小学校は本年度より休校となり、遊々の森協定は、同校から幌加内町教育委員会へと引き継がれました。今回のイベントはその節目にあたり、地域の子どもたちに森とのつながりを継続してもらうことを目的として企画しました。
参加者は、朱鞠内小学校の卒業生や幌加内町在住の小中学生(幌加内小中)を対象に募集を行い、計7名の子どもたちが参加しました。
今年度のプログラムは、謎解き系森林探検ゲームとして「グリーン・クエスト」と題し、わんぱくの森の広大なフィールドを活かした謎解き系の森林散策を考案しました。参加者は2班に分かれ、森の中に設置された複数のチェックポイントを巡りながら、謎を解いたり、お題をクリアしてカードを集め、最終目的地を目指します。各チェックポイントでは職員が待機し、ネイチャーゲームなどのミニゲーム(葉っぱの神経衰弱、カモフラージュ、同じもの探し、成長錘(せいちょうすい)採り体験など)をクリアすることで、カタカナ一文字が書かれたカードを獲得。集めたカードの文字を並べ替えることで、最終目的地へ行ける仕組みです。

さらに、物語性を持たせた演出も加え、職員はそれぞれ役割を担いました。支署長は「森の仙人」として演じ、ほかの職員は中国神話に登場する「四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)」に扮して、子どもたちに試練を与えるなど、世界観を作り込んだ本格的な内容となりました。

フィールドには急傾斜地やロープを使って登る箇所もあり、安全面や体力面での懸念もありましたが、参加した子どもたちは非常に元気で、時にはグループを先行して走るほどの活発さを見せてくれました。自然の中でのびのびと活動する姿に、職員一同も安心するとともに、子どもたちのたくましさを改めて感じました。

イベント終了後には参加者アンケートを実施し、「楽しかった」「また参加したい」といった声が多く寄せられ、達成感と手応えを感じることができました。
今後も、地域の子どもたちが森とふれあいながら楽しめるような魅力的なプログラムを、地域と連携しながら継続的に展開していきたいと考えています。
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