第15回 利根別自然休養林のオオハンゴンソウ駆除活動に参加
【空知森林管理署】
令和7年7月30日(水曜日)、空知森林管理署の所在する岩見沢市内にあるレクリエーションの森「利根別自然休養林」において、特定外来生物オオハンゴンソウの駆除活動が行われました。
オオハンゴンソウは、北米大陸原産の外来種で、国内ほぼ全域に生育分布が拡大しています。
利根別自然休養林においても、在来の森の植物を駆逐する勢いで繁殖しているところがあり、郷土の自然を守るため、平成23年度からオオハンゴンソウの駆除活動を実施しています。
オオハンゴンソウは、特定外来生物であるため、岩見沢市が環境省より許可を得て、今年度も駆除活動を実施しました。
オオハンゴンソウの花と根や地下茎を搔き起こすアイテム「くじら鈎(かぎ)」。
オオハンゴンソウは、地上部を刈り取っても地下茎や根が残っていると再生するため、くじら鈎というアイテムを使用して地下茎や根を搔き起こして引き抜き、駆除を行います。
駆除作業の様子
当日は、気温が30℃を超え、湿度も高く、たいへん厳しい環境の中での作業となり、悪戦苦闘しましたが、無事作業を終了することができました。
駆除した総重量は、約171kgとなり、毎年駆除をしているにも関わらず、昨年(約92kg)と比べて倍増したことから、オオハンゴンソウの繁殖力の強さがうかがえます。
この地域からオオハンゴンソウを根絶するためには、さらに年月が必要なことから、これからも地域と協力して、利根別自然休養林をはじめ、森林の豊かな生態系を守るための活動を続けていきたいと考えています。
(次長 村上)
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