環境広場さっぽろ2025に出展
【網走西部森林管理署】
7月26日(土曜日)~27日(日曜日)の2日間、大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)において、札幌市主催の「環境広場さっぽろ2025」が開催され、網走西部森林管理署からは署長ほか3名が参加し「リーフアートワークショップ」ブースを出展しました。
環境広場さっぽろ2025は、事業者や市民団体、行政機関などが、持続可能な社会の実現に向けた環境保全の取組・課題について発信し、未来を担う子どもたちに豊かな地球環境を次世代に引き継ぐことの大切さを伝えること、持続可能なライフスタイルの実践に役立つ情報に触れることで環境保全の行動を促すことを目的とし開催されました。
大勢の来場者でにぎわう環境広場さっぽろ会場
リーフアート(葉っぱ切り絵)とは、切り絵用のカッターを使用し、樹木の葉を動物など様々な形に切り取り形を描いていくもので、世界中で密かに注目されているアートです。
当日は、「リーフアートにチャレンジしてオリジナルカードを作ろう」と題した環境セミナーに18名の子どもたちが参加しました。
まずは、テーブルの上に広げた様々な大きさや形の木の葉っぱ(ミズナラ、カツラ、ミズキ、ホオノキ、オヒョウ、ナナカマド等)を観察し、一番好きな葉っぱを選んでもらいました。選んだ理由を聞くと、「一番大きいから」「筋(葉脈)の模様がきれいだから」「初めて見た葉っぱだから」等、それぞれ着眼点が異なっていました。
一番好きな葉っぱを指さす子どもたち
続いて、リーフアートの材料であるエゾユズリハの葉っぱを配り、手に取って、じっくりと観察してもらいました。すると、「表面がつるつるしている」「葉っぱの表と裏で色が違う」「葉っぱの裏に筋が浮き出ている」など、鋭い観察眼を発揮してくれました。
エゾユズリハの葉っぱに興味がわいたところで、エゾユズリハの生態について知ってもらうため「ユズリハとエゾユズリハの違い」「なぜ違いが生まれるのか」の2問について3択の回答形式で出題しましたが、多くの子どもたちが正解を当てていました。
エゾユズリハクイズ出題中
その後、子どもたちにエゾユズリハに描かれた「くま」「うさぎ」「きつね」の三種類から好きな絵柄を選んでもらい、オリジナルカードを作りました。
事前に注意事項を説明し、いざリーフアートに挑戦です。各々真剣な眼差しでお気に入りの絵柄どおりにエゾユズリハをカットし、世界で1枚のオリジナルカードづくりに没頭していました。慣れないカッターに苦労していましたが、完成すると、とても素敵な笑顔を見せていました。
はじめてのリーフアートにチャレンジ
一心不乱に動物の形を切り取る子ども
最後に、カットしたエゾユズリハをオリジナルカードにするため、好きな色の台紙を選んでもらい、ラミネートして完成です!
完成したリーフアート作品(うさぎ)
参加した子どもたちからは「難しかったけれど、楽しかった」、「切っていると葉っぱの香りがしてきた」、「野幌森林公園に行ってエゾユズリハを探したい」などの感想があがり、盛況の中、ワークショップは終了しました。
リーフアートワークショップをきっかけに、森林や樹木に興味を持ってもらい、実際に森林に足を運んでくれる子どもたちが増えることを願っています。
(生田原第二森林事務所森林官 酒井)
お問合せ先
総務企画部 企画課
ダイヤルイン:011-622-5228