
飛騨産業株式会社 北海道工場を見学しました
【空知森林管理署】
令和7年6月6日(金曜日)、空知森林管理署では地域の森林・林業・木材産業への理解向上のため、飛騨産業株式会社(三笠市)の家具工場を見学しました。
飛騨産業株式会社は、古くから岐阜の飛騨地方で盛んであった伝統工芸の曲木(まげき)家具から始まり、飛騨の匠の歴史と技術を継ぐ家具メーカーです。
三笠市の工場でも地域の林業会社と協力して北海道の木や曲木の技法を使った家具づくりを行っています。
実際に工場を見学させていただき、それぞれの作業場所を回りながら木がどのように加工されているのか、そして加工された木の組み立てから発送まで、詳しくご解説いただきました。
工場で行われている作業について動画で説明を受ける様子
工場長の佐々木さん(右)に案内していただきました。
樹齢245年のマカバ
工場内には道内にある様々な樹種の木を植樹しているそうです。
家具の材料となる木材の一時保管庫
飛騨産業の特徴である曲木(まげき)
飛騨産業株式会社では、水分を木に多く含ませ機械で曲げ、乾燥させることで形を固定し、曲木を作成しているとのことです。
また、これまでの家具づくりでは節のない木が美しいとされていましたが、現在は森の資源を十分に活かすため、節のある木も工夫を凝らして活用されていました。
見学の最中も職員からの質問に丁寧に回答していただきました。
民芸調の家具
もともと北海道工場は、北海道の木材と人々で何かできないかという思いから、民芸調の家具づくりを始めたそうです。
丁寧な仕事を行い、長くお客様に愛していただける製品を作ることを心掛けることが大切であるとお話ししていただきました。
今回の見学で、普段の業務ではあまり触れることのない木が伐採された後について学ぶことができました。
(総務グループ 照本、業務グループ 牧野)
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